ルイ・ジャド社は1859年に創立した、ブルゴーニュでも有数のネゴシアンです。
同社はネゴシアンとしてブルゴーニュ・ワインの取り引きにかかわる一方、総面積240へクタールのブドウ畑を所有する大ドメーヌでもあります。
ドメーヌはその所有形態に応じて、ドメーヌ・エリティエ・ルイ・ジャド、ドメーヌ・ルイ・ジャド、ドメーヌ・ガジェ、ドメーヌ・デュック・ド・マジェンタなどに分かれ、それぞれワインのボトルに明記されています。
自社畑の範囲はジャヴレ・シャンベルタン村からサントネー村までのコート・ドール全域にわたり、さらに1996年にはボージョレ地区のシャトー・デ・ジャックを入手しました。

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格付けのないボージョレは例外として、コート・ドール地区に所有する自社畑のほとんどがグラン・クリュとプルミエ・クリュで占められていることも特筆すべき点です。
とくにポーヌ・プルミエ・クリュ・ヴィーニュ・フランシュの一部であるクロ・デ・ズルシュールは、2.2ヘクタールのモノポール(単独所有畑)として有名です。
1954年から少しづつ植え替えが行われ、平均樹齢35年になるこのピノ・ノワールから、時には他のコミューンのグラン・クリュを凌駕するワインが生まれます。

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同社のワイン醸造の責任を担っているのは、才知あふれる醸造家のジャック・ラルディエールです。
1970年からルイ・ジャドのワインに携わってきた彼のポリシーは、あらゆるワインにおいて、テロワールの個性を最大限引き出すことにあります。
そのため、ブルゴーニュ・ワインの醸造にとって重要な役割を果たすオーク樽は、ルイ・ジャド社の資本のもと、ラドワセリニー村に創立した樽製造会社カデュスで作られています。
また、1997年の秋にはボーヌ郊外に、最先端の設備を備えた醸造施設が完成。ルイ・ジャド社のワインの品質をさらに高めるに至っています。

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花の香りが顕著に感じられ、上品で複雑
力強さを合わせ持った深みのある赤
LOUIS JADOT
CLOS VOUGEOT GRAND CRU
ルイジャド
クロ ヴージョ グラン クリュ
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花の香りが顕著に感じられ、上品で複雑
力強さを合わせ持った深みのある赤
LOUIS JADOT
CLOS VOUGEOT GRAND CRU
ルイジャド
クロ ヴージョ グラン クリュ
畑は東に面し、斜面の高い部分は小石の多い石灰粘土質。麓の方はより石が少なく、腐葉土に恵まれた湿った土壌です。
ルイ・ジャドは2番目に大きいクロ・ヴージョの畑の所有者です。
クロ・ヴージョの南北の真ん中辺りを、東西(高低)全てをカバーする形で所有しており、バランスのよいワインをつくります。

香り高く、花の香りが顕著に感じられます。
上品さと複雑味、力強さを合わせ持った深みある赤ワインです。
ローストまたはソースを添えた赤身肉料理と合います。
キジ、猪、鹿などのジビエ料理や、カマンベール、ブリア・サヴァラン、シトーなどのさほど風味の強くない熟成したチーズと合います。
2012年ヴィンテージ
ワイン・アドヴォケイト92~94点