トリュフは自然の産物であり、人と自然との調和がとれることで初めてもたらされる恵み
イタリアでは「森のダイアモンド」とも呼ばれているトリュフですが、その正体は胞子が地中や木の根っこの中で多数密生したものです。子嚢類（fungus：「菌類」ですが、具体化して「子嚢類」としてあります）の一種で、その貴重な胞子嚢（内部に胞子をたくわえるための袋状の構造物）を作るため、森の木々や植物たちと共存・共栄し、一生のほとんどを土の中で過ごします。
トリュフは自然の産物であり、人が自然を敬愛し、人と自然との調和がとれることで初めてもたらされる恵みなのです。

年間を通じて産出される様々な種類のトリュフ
1月～3月は芳烈な香り立ちのブルマーレトリュフ
自然豊かなトスカーナの森では、年間を通じて様々な種類のトリュフが産出されます。
1月～3月は「ブルマーレトリュフ」。その芳烈な香り立ちから「BRUMALE（イタリア語で霧深い）」と呼ばれています。
同じく1月～4月は「ビアンケットトリュフ」。褐色または赤みがかかった茶色でヘーゼルナッツほどの小ぶりなサイズです。
6月～11月は、表面が黒色で荒くザラザラした「サマートリュフ」。

9月～12月は1kgを超える例もある白トリュフ
11～3月は繊細な香りの冬の黒トリュフ
9月～12月は「白トリュフ」。なめらかな表皮、色そして芳醇な香りを持ち、サイズは数gの小さなものから1キロを超える例もあります。
10月～12月は、サマートリュフによく似た「秋トリュフ」。
11月～3月は「冬の黒トリュフ」。断面が黒檀色や、紫がかった茶色で繊細な香りがします。