シャトーの歴史は古く、17世紀頃のワイン地図に既に記載されています。
1842年にルイ・フィリップ朝において内務大臣などを歴任したデュシャテル伯爵が所有者となり、1855年のメドック格付けで3級に格付けされました。
しかし、その後経済状況の悪化により所有者が入れ替わり、品質が低下します。
1983年にサントリーが取得。
かつてボルドー大学で醸造研究所長を務めていた醸造学者で、シャトー マルゴーの再生も成し遂げていたエミール・ペイノー博士に協力を要請。ペイノー門下生であるマルセル・デュカス氏が社長に、同じくペイノー氏の元で学んだサントリーの鈴田健二氏が副会長に就任し、畑から醸造所、シャトーまで徹底的な改革を行い、ラグランジュは復活を遂げ、世界に認められるワインへと成長しました。
- 現在は、マティウ・ボルド社長と椎名 敬一副会長の下、ラグランジュの持つテロワールの限界に挑戦する「創造」のステージに進み、さらなるラグランジュの品質向上に取り組んでいます。
-
格付け第3級
テロワールに恵まれた
素晴らしいブドウが生み出す
グレートヴィンテージ2019
PAGUS DE LAGRANGE
パグス ド ラグランジュ
-
格付け第3級
テロワールに恵まれた
素晴らしいブドウが生み出す
グレートヴィンテージ2019
PAGUS DE LAGRANGE
パグス ド ラグランジュ
パグス・ド・ラグランジュは、サンジュリアン村に隣接する2つの区画で栽培された樹齢平均30年のブドウが使用されます。
収穫したブドウは、熟練スタッフと光センサーカメラ搭載選果機による2度の選果を経て区画ごとに醸造。
温度管理したタンクで18~25日間発酵され、木樽を使用して12ヶ月の熟成を経て瓶詰めされます。
2019年は雨の多い春に始まり、記録的な晴天に恵まれた乾燥した暑い夏でしたが、恵みの雨がブドウの過熟を防ぎ完熟を助けた事で素晴らしいブドウが収穫されました。
2018年に続くグレートヴィンテージに仕上がっています。
カシスやチェリー、甘草のアロマにスパイスのニュアンスが印象的。
口にふくんだ瞬間から素直な味わいが広がり、生き生きとした果実たっぷりの香り、メルローの存在感がワインにボリュームと滑らかさを与え素晴らしいバランスを形成しています。