シャトーの歴史は古く、17世紀頃のワイン地図に既に記載されています。
1842年にルイ・フィリップ朝において内務大臣などを歴任したデュシャテル伯爵が所有者となり、1855年のメドック格付けで3級に格付けされました。
しかし、その後経済状況の悪化により所有者が入れ替わり、品質が低下します。
1983年にサントリーが取得。
かつてボルドー大学で醸造研究所長を務めていた醸造学者で、シャトー マルゴーの再生も成し遂げていたエミール・ペイノー博士に協力を要請。ペイノー門下生であるマルセル・デュカス氏が社長に、同じくペイノー氏の元で学んだサントリーの鈴田健二氏が副会長に就任し、畑から醸造所、シャトーまで徹底的な改革を行い、ラグランジュは復活を遂げ、世界に認められるワインへと成長しました。

- 現在は、マティウ・ボルド社長と椎名 敬一副会長の下、ラグランジュの持つテロワールの限界に挑戦する「創造」のステージに進み、さらなるラグランジュの品質向上に取り組んでいます。

-
格付け第3級
ジェームズ・サックリング94点(VT2020)
滑らかな舌触りと力強い果実味
重厚でパワフルな調和のとれた1本
CHATEAU LAGRANGE
シャトー ラグランジュ
-
格付け第3級
ジェームズ・サックリング94点(VT2020)
滑らかな舌触りと力強い果実味
重厚でパワフルな調和のとれた1本
CHATEAU LAGRANGE
シャトー ラグランジュ
メドック格付け第3級、安定した品質を誇る人気格付けシャトーの代表格、シャトー・ラグランジュ。
118haにもおよぶブドウ畑を所有しており、珪土・砂利質・粘土石灰岩質土壌が特徴で、水捌けが良くブドウの凝縮度が高まります。
手摘みで丁寧に収穫したブドウは2回の厳格な選別を経て破砕後、温度管理したステンレスタンクで18~25日間発酵。
その後、フレンチオーク樽(新樽50%)で21ヶ月間熟成されます。
長い熟成期間を経て、美しい果実味と豊かで溶け込んだタンニンがあり、芳醇で長い余韻が感じられる優雅なスタイルに仕上がります。

深いルビーレッドの色調。
カシスやプラム、ブラックベリーを想わせる果実香に加えて、クローヴ、バニラ、黒鉛、ミントのニュアンスが重なる華やかなアロマ。
力強い果実味と滑らかなタンニンが感じられ、伸びやかな酸が味わいを引き締めています。

■ジェームズ・サックリング/94点獲得(VT2020)
■デキャンター/93点獲得(VT2020)
■ワインアドヴォケイト/91点獲得(VT2020)