シャトー・ラトゥール(Chateau Latour)は、フランス・ボルドー地方メドック地区ポイヤック村に位置するボルドーの頂点に君臨する5大シャトーの1つ。名の由来は防衛塔「ラ・トゥール」にあります。
1855年のメドック格付けで第一級(プルミエ・クリュ)に選出され、世界的な名声を確立しました。代表作「グラン・ヴァン・ド・シャトー・ラトゥール」は、力強く緻密な味わいで知られ、長期熟成にも優れた逸品。1993年からは実業家フランソワ・ピノー氏の手によって最新設備・醸造思想が導入され、伝統と最先端技術を融合し、テロワールの個性を最大限に引き出すことで、ボルドーを象徴する存在として君臨し続けています。

- 格式と力強さを誇るボルドー最高峰の名門
格式と力強さを誇るボルドー最高峰の名門シャトー・ラトゥールが所有するブドウ畑は、ポイヤック村の南部、サン・ジュリアン村の境目にかけて傾斜した土地は「ランクロ」と呼ばれる地形です。ジロンド河沿いで畑の温度変化を最小限にとどめるという、良質なブドウを生産するために重要な役割を担っています。粘土質砂礫土壌、礫質土壌、泥灰粘土土壌という異なる特徴をもつ3種の土壌が、この地の複雑で奥行きあるワインを育みます。
約80万本のブドウ樹は1本ごとに丁寧に管理され、高密植により強い生命力を維持。樹齢の異なる樹を共存させることで、古樹の深みと若樹の活力を調和させ、年々進化を続けています。

- 不変の強さと守り抜く伝統
シャトー・ラトゥールの「ラトゥール=塔(la tour)」という名は、このワイナリーの象徴である石造りの塔に由来しています。
クリーム色のいかめしい塔が印象的なワインのラベルにもなっている有名なシャトー・ラトゥールの堅牢な塔は、17世紀、もとはイギリス人が15世紀に海賊の攻撃から身を守るために建てた要塞・防衛塔のあった場所に建造されました。現在古い防衛塔そのものは現存していませんが、この新しい円塔がその象徴として引き継がれました。

- 世代を超えて受け継がれる名門の伝統
シャトー・ラトゥールは、5大シャトーの中で最も「力強く男性的。晩熟で長命」と言われ、豊かなタンニンをもち、男性的な性格を持ちます。1993年にフランソワ・ピノー氏がオーナーとなり、1998年からフレデリック・アンジェラ氏が改革を主導。醸造施設の刷新や、畑のビオディナミ・オーガニック化を進め、2018年にはエコサート認証を取得。たゆまぬ努力を続け、長い歴史の中で常にトップレベルのクオリティを保ち続けています。
著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏も「世界で最も凝縮感のある豊かでタニックなフルボディのワインの1つ」と称賛しています。

- 伝統的手法と最新技術を融合させた醸造
シャトー・ラトゥールでは、伝統的手法と最新技術を融合させた醸造が行われています。
収穫されたブドウは熟練の職人によって一粒ずつ丁寧に選果され、区画ごとに分けたタンクで発酵を実施。温度を厳密に管理しながら約3週間の醸しと1カ月のマロラクティック発酵を経て、しなやかで緻密な味わいを引き出します。熟成には新樽を100%使用し、樽ごとの個性を均一に整えるため瓶詰前にブレンドを実施。総支配人フレデリック・アンジェラ氏の指揮のもと、徹底した品質管理が徹底され、世界最高峰と称されるシャトー・ラトゥールのワインが生み出されています。












































