シャトー・モンローズは5大シャトーのラトゥールと並んで、最も長期熟成に適したワインの一つとされ、「サンテステフのラトゥール」と呼ばれてきました。
年によっては第1級の5大シャトーと同格もしくはそれを超える評価をされ、50年の熟成にも耐えると言われていますが、頑固で飲み頃を迎えるまでに時間がかかるため、またその造りは伝統的でクラシカルな為派手さはなく、通好みのワインとして知られてきました。

- メドックでも特に最高の立地とされる、ジロンド河のすぐ側に位置するシャトーに数えられる、シャトー・モンローズ。
かつては、同じサン・テステフに位置する人気シャトー、カロン・セギュールの領地の一部だったこの土地は春になると丘一面にヒースの花が咲き乱れピンク色に染まっていたことから、"バラ色の山"(=モン・ローズ)と呼ばれるようになり、それがシャトーの名前となりました。

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格付け第2級セカンド
ジェームズ・サックリング94点獲得(VT2017)
サン・テステフのラトゥールと称される
CH.モンローズの稀少なセカンドラベル
La Dame de Montrose
ラ ダム ド モンローズ
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格付け第2級セカンド
ジェームズ・サックリング94点獲得(VT2017)
サン・テステフのラトゥールと称される
CH.モンローズの稀少なセカンドラベル
La Dame de Montrose
ラ ダム ド モンローズ
ラ・ダム・ド・モンローズ(モンローズの貴婦人)と名付けられたこのワインは、モンローズのセカンドラベル。
1986年からリリースされており、1944年から1960年までシャトーの経営を一手に担っていたイヴォンヌ・シャルモリュー女史へのオマージュとして名づけられています。
ファーストラベルと同じ畑で栽培されたブドウを使用し、ファーストラベルと同じ醸造法で仕込まれます。
熟成はオーク樽(新樽30%)で12ヶ月間行われ完成します。
メルロー比率がファーストラベルより高いのが特徴で、生産量もファーストの約半分という稀少なワインです。

紫がかったガーネットの色調。
ブラックチェリーやブラックベリー、赤スグリを思わせる果実のアロマに、スミレや森の下草、ダークチョコのニュアンスが重なります。
滑らかなタンニンと共にジューシーな果実味が感じられ、新鮮な酸とほのかなミネラル感が心地の良い余韻へと導きます。

■ジェームズ・サックリング/94点獲得(VT2017)
■ワインアドヴォケイト誌パーカーポイント/92点獲得(VT2017)