メドック格付けでマルゴー2級ながら、他に比べ知名度の低いデュルフォール・ヴィヴァン。
それには理由があり、1937年から1992年までシャトー・マルゴーに所有され、シャトー・マルゴーやパヴィヨン・ルージュの一部とされていたのです。
しかし、1992年から現在のゴンザッグ・リュルトン氏がオーナーとなり、1995年から100%シャトー・デュルフォール・ヴィヴァンとして販売再開されました。
こうして、60年近く一般マーケットから姿を消していたシャトーは完全な復活を遂げたのです。
デュルフォールの造るワインは、非常に柔らかくエレガントで、パーカーなどの高評価は得にくいスタイルですが、日本の趣向としては面白いシャトーであり、なによりその品質はヴィンテージに左右されず、安定しています。正統派マルゴースタイルを尊重したスタイルと言えるでしょう。
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格付け第2級
ジェームズ・サックリング95点(VT2019)
正統派マルゴースタイルを尊重した
柔らかくエレガントな赤ワイン
CHATEAU DURFORT VIVENS
シャトー デュルフォール ヴィヴァン
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格付け第2級
ジェームズ・サックリング95点(VT2019)
正統派マルゴースタイルを尊重した
柔らかくエレガントな赤ワイン
CHATEAU DURFORT VIVENS
シャトー デュルフォール ヴィヴァン
柔らかくエレガントな正統派マルゴーを尊重したスタイルが特徴のシャトー・デュルフォール・ヴィヴァン。
カントナック村とマルゴー村、スーサン村に約50ha所有する砂利質と砂質の水はけの良い土壌でブドウを栽培。
2009年から畑の一部でビオディナミ農法を始め、2013年に100%ビオディナミでブドウを栽培。2016年には世界でも最も厳しいオーガニック認証であるDEMETER認証を取得しています。
醸造ではコンクリートタンク、オーク樽を使用して発酵後、オーク樽(新樽60%)を使用して18ヶ月間熟成されます。(1/3はテラコッタによる熟成)
カシスやブラックチェリー、プラム、スミレ、カカオなど次々と芳醇に香る多層的なアロマが広がります。
とても柔らかくエレガント。きめ細やかなタンニンが溶け込んだ旨味を伴う凝縮した果実味が魅力で、余韻には果実味と甘やかなスパイスの風味が心地よく持続します。
■ジェームズ・サックリング/95点獲得(VT2019)