瀬戸内の恵みと匠の技が生み出す極上のスピリッツ
サクラオ・ディスティラリーは、広島県廿日市市桜尾に拠点を構える蒸留所です。その起源は1918年に創業した中国醸造（現サクラオ・ブルワリー・アンド・ディスティラリー）に遡り、100年以上にわたって受け継がれてきた蒸留技術と伝統を継承しながらスピリッツやウイスキーなどの洋酒造りに取り組んでいます。
高度な蒸留技術が生み出すスピリッツは国内外で高い評価を受けており、瀬戸内の豊かな自然に育まれた広島県産の柑橘類を使用した「SAKURAO-GIN（桜尾ジン）」は蒸留所を代表するジンとして多くの人気を集めています。
伝統と革新を融合させたサクラオ・ディスティラリーの挑戦は、次の100年に向けてさらに広がりを見せています

伝統を守り革新を続ける高品質への飽くなき探求
サクラオ・ディスティラリーのルーツは1918年、広島県廿日市市桜尾で創業した中国醸造にあります。
清酒や焼酎、リキュールなどを手がける中で培われた蒸留技術は、100年以上の時を経て今もなお進化を続けています。
2017年にスピリッツ、ウイスキー製造の新たな可能性を追求するためSAKURAO-DISTILLERY（サクラオ・ディスティラリー）を設立。
翌年には、地元広島の素材を活かした純国産クラフトジン「SAKURAO-GIN（桜尾ジン）」を発表しました。
そして現在、世界各国への販路の確立・拡大を進めるとともに、高品質への探求を休むことなく続けています。

高度な蒸留技術が生む芳醇な香りと奥深い味わい
SAKURAO-GIN（桜尾ジン）は、ドイツ製の銅製ハイブリッド蒸留器によって製造されます。
サクラオ・ディスティラリーでは、クリアなテイストのベーススピリッツにボタニカルを浸漬して蒸留するスティーピング方式と、蒸留経路にバスケットを設けてこれにボタニカルを入れてアルコールの蒸気が通過する際に香味を抽出するヴェイパー方式を同時におこなうハイブリッド方式を採用しています。
この蒸留技術によって、それぞれのボタニカルに最適な方法で香味を抽出する事で、それぞれの素材の個性を最大限に引き出し芳醇な香りと奥深い味わいを実現しています。

上質なジュニパーベリーを育む広島の豊かな風土
ジュニパーベリーが日本で採れるということはあまり知られていませんが、サクラオ・ディスティラリーでは広島の特定の地域に群生しているジュニパーベリーを使用して桜尾ジンを製造しています。
蒸留所では貴重なジュニパーの森を守るため採取地に看板を設置し、適度な間伐や下刈りなど手入れを行うことで、しっかりと日光が森に差し込み木がスクスクと育つ環境を整えています。
また、丁寧に手入れがされている山は、山肌に根がしっかりと張り、水はけもよく地すべりや土砂災害の危険性も少なくなります。
この貴重なジュニパーの森を守り、育てて、これからの未来へ繋げていく事を使命として活動を続けています。