ドメーヌ・ユービーは1920年以来、1世紀以上に渡って人間と環境に配慮し、ガスコーニュの丘陵地帯でブドウを栽培してきた家族経営のワイナリーです。自然からインスピレーションを得ることはドメーヌを所有しているモレル家の哲学であり、3代目のフランソワはそれを見事に表現しています。彼らの手掛ける生き生きとしてフルーティーかつライトなアルコールのワインは、市場で求められる、時代に調和した味わいで、今フランス国内で最も売れているガスコーニュワインとして知られています。

ドメーヌでは農業環境憲章を通じて、絶滅の危機に瀕している保護種の亀（ヨーロッパヌマアメ）が生息・繁殖する湖周辺の環境保護活動に賛同しており、ラベルには亀をモチーフとしたイラストを積極的に採用。自然環境保護への強い想いやサスティナブルな取り組みへの意思を表現しています。その徹底ぶりは、エステート内にある穀物類の畑でも同様に有機栽培を行っていることからも良く分かります。

自社畑で300ha、契約畑で450haと生産量は多いですが、その全てが完熟したブドウを涼しくてフレッシュな状態をキープできる夜間に収穫するというこだわり。手間を惜しまない高品質なワインは他のガスコーニュワインとは一線を画すクオリティです。

ドメーヌ・ユービーは、ギド・アシェットでは毎年登場する常連生産者であり、ガスコーニュでわずか2生産者しかいない3ツ星を獲得していることに、その安定したクオリティーの高さが見て取れます。手掛ける数々のキュヴェで、IWC、ベルリン・ワイントロフィー、コンクール・デ・ヴァン・デュ・シュッド・ウエスト等で毎年メダルを獲得しています。
手間を惜しまない高品質なワインをリーズナブルに楽しむのであれば、ユービーを選ばない手はないといえるでしょう。