ドメーヌ・ドゥ・ラルビュッセルがワイナリーを構えるフォジェールは、ラングドック・ルーション地域圏エロー県の中央、山間部エリアに位置しています。
オーナーのルージュ・セバスティアンはフランスだけでなく世界各国で数年ワイン造りの経験を積んだのち、「自然への敬意をはらいエレガントなワインを造りたい」という自身の情熱を表現するため、2014年にファミリーのサポートを受けながら9haの畑を購入、プライベートセラーを作りワイナリーを立ち上げました。
現在は、11ヘクタールに拡がっています。

香り高い気品のあるブドウが採れる
フォジェールAOP地区
ドメーヌの畑があるフォジェールAOP地区は、粘土質と海洋堆積物のシストから成る均一な土壌で泥板岩に上にあり、標高200～400メートル。
周囲のエリアよりも標高がやや高く、昼と夜の温度差が大きいことから、香り高い気品のあるブドウが採れると評価の高い場所です。
酸性で水はけが良く、痩せた土地であり、ブドウ樹の根は水を求めて深く伸びます。
シスト土壌は日中の熱を備蓄し、夜間に放出することから、カリニャンやムールヴェードルなどの晩熟品種の成熟に適した環境です。

有機肥料と生物学的手法を用いた
環境にやさしいオーガニック栽培
ドメーヌ・ドゥ・ラルビュッセルの畑ではシラー、グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードルが栽培されており、ブドウの樹齢は新しいもので5年、古いカリニャンでいえば60年と様々です。
ドメーヌでは現在リュット・レゾネ(減農薬栽培)を採用しており、2018VTから本格的にオーガニック栽培を始めました。
農園は再構築され、処理を制限するため、有機肥料と生物学的手法を用いた環境にやさしい方法で栽培を行っています。

より熟成に適したワインを造るため
ルモンタージュ、圧搾を行う伝統的醸造を採用
セラーは、2014年に創設。
フォジェールではブドウを破砕せず、充満する二酸化炭素と一緒にタンクの中に置いて発酵させることで短期間でワインを造るマセラシオン・カルボニックが主流となっている中、より熟成に適したワインが造りたいと、ブドウをルモンタージュをし圧搾するという伝統的な方法で醸造しています。