かつて“ファレルノ”と呼ばれた土地、ローマとナポリの中間にあたる場所にヴィッラ・マティルデ社の本社とメイン・カンティーナがあります。
ファレルノは古来よりオリーブオイルや野菜、そして高品質ワインの産地として有名な土地で、古代には野外劇場がある大きな町や、各地に輸出するための非常に栄えた港もありましたが、いつしか大きな町や港も影を潜め、ファレルノという銘醸地も過去の栄光となっていきました。
- 1960年代、弁護士であると同時に古代ワインの熱烈な愛好家であったフランチェスコ・パオロ・アヴァッローネは、前世紀の初めに姿を消した伝説的なワインを復活させることを決意。
ファレルノの地のポテンシャルを信じ、2000年前の高品質ワインを復活させようとブドウ栽培を始め、ヴィッラ・マティルデ社を創業しました。
古代のファレルノワインの特徴は、セウェルス(濃厚で)、フォルティス(力強く)、アルデンス(燃えるような赤色)。
古典文学にも登場する、有名な古代のファレルノワインはロッカモンフィーナ山の斜面の丘陵地帯に広がるヴィッラ・マティルデ社のブドウ畑で、1970年代に再び息を吹き返しました。
- 現在、ワイナリーは、フランチェスコ・パオロの息子サルヴァトーレ、娘のマリア=イータに引き継がれています。
2000年にテヌータ・ロッカ・デイ・レオーニ(ベネヴェント県サンニオ地区にあるブドウ園)、2004年にテヌーテ・ディ・アルタヴィッラ(アヴェッリーノ県イルピニア地区にあるブドウ園)という2つのブドウ園を立ち上げました。
ファレルノの大地から生まれたヴィッラ・マティルデが、古代ローマに「カンパーニア・フェリックス(幸多きカンパーニア)」と呼ばれた豊かな土地、カンパーニアで新しく取り組むプロジェクトです。
-
ビベンダ2019/4グラッポリ(VT2012)
スミレや黒い果実などの複雑な香り
エレガントで調和のとれた味わい
VILLA MATILDE
FALERNO DEL MASSICO ROSSO
ヴィッラ マティルデ
ファレルノ デル マッシコ ロッソ
-
ビベンダ2019/4グラッポリ(VT2012)
スミレや黒い果実などの複雑な香り
エレガントで調和のとれた味わい
VILLA MATILDE
FALERNO DEL MASSICO ROSSO
ヴィッラ マティルデ
ファレルノ デル マッシコ ロッソ
古代でも栽培されていた2つのブドウ品種、アリアニコとピエディロッソを使用して造られる赤ワイン。
カゼルタ県死火山ロカモンフィナの斜面にある、セッサアウルンカのサン・カストレーゼの畑から収穫されたブドウを使用しています。
50%はアリエ産のバリック(1/3は新樽)、残りの50%は10~35hlのスラヴォニア産オークの樽で10~12ヶ月熟成させています。
深みのある色合い。
スミレや黒い果実、チェリー、桑の実、ラズベリーなどの凝縮した複雑な香りがします。
エレガントで調和のとれた味わいが口の中に広がります。
■ビベンダ2019 /4グラッポリ(VT2012)