メドック5級の栄誉を持つ格付けワインにもかかわらず、シャトー・ダルマイヤックの知名度が低めなのはシャトーの名前を何度も改名したことが原因です。
18世紀よりダルマイヤック家に所有されていました。1933年にル・バロン・フッリップ・ド・ロートシルトが購入した当時は、“シャトー・ムートン・ダルマイヤック”と呼ばれていました。
その後、1956年に“シャトー・ムートン・バロン・フィリップ”と改名され、1975年にはこの翌年に他界した男爵夫人のために“シャトー・ムートン・パロンヌ・フィリップ”と名前を変えました。
1989年にはオリジナルの名を尊重して、現在の“シャトー・ダルマイヤック”という名称に戻っています。
- このシャトーは、ムートンロートシルトに隣接しており、醸造はムートン・ロートシルトとクレール・ミロンも監督している醸造チームがおこなっています。
ダルマイヤックは、故フィリップ・ド・ロートシルト男爵がポイヤックに所有している3つのシャトー(ムートンロートシルト特1級、クレールミロン特5級、ダルマイヤック特5級)の中で、常に1番安い価格がついています。
近年、レベルの高い醸造チームが安定した造りをし、最もお買い得で、早めに飲んでも美味しい、ほぼ期待を裏切らない信頼あるワインを造りだしています。
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格付け第5級
芳醇でジューシーな果実味
完璧と言えるブドウに仕上がった
グレートヴィンテージ2020
Chateau d'Armailhac
シャトー ダルマイヤック
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格付け第5級
芳醇でジューシーな果実味
完璧と言えるブドウに仕上がった
グレートヴィンテージ2020
Chateau d'Armailhac
シャトー ダルマイヤック
シャトー・ダルマイヤックは、シャトー・ムートン・ロートシルトを手掛けるバロン・フィリップ・ド・ロートシルトが所有する第五級シャトーです。
所有する畑はムートン・ロートシルトとシャトー・ポンテ・カネという、ボルドーワインを代表する2つのシャトーに囲まれた素晴らしい立地にあります。
2020年は穏やかな冬と春先の高い気温により、平均より約10日早い発芽が促進されました。
6月に入り初夏の熱波と干ばつが続きましたが、8月に雨が降った事でブドウに最適な成熟が得られました。
収穫時点でブドウが完璧な状態に仕上がった、まさにグレートヴィンテージと言える素晴らしい出来栄えです。
深く美しいガーネット色。
ローストしたコーヒー豆の洗練された香りを伴う芳醇な黒系果実のアロマが広がります。
ジューシーな果実味に生き生きとした酸が全体を引き締め、素晴らしい骨格を形成しています。
■ジェームズ・サックリング/95点獲得(VT2020)
■ワインスペクテイター/94点獲得(VT2020)
■ワインアドヴォケイト/93点獲得(VT2020)