格付け第1級シャトー・ラフィット・ロートシルトが所有するもう1つのシャトー「シャトー・デュアール・ミロン」。
19世紀後半から20世紀前半には、ポイヤック地区で最大規模のシャトーに成長し、メドック格付け第4級に認定されました。
しかし、その後に数々の所有者の変更による畑の区分けの影響と凍霜害にさいなまれ、急激に勢いをなくし衰退の道をたどりますが、1962年に現在の所有者であるロスチャイルド家がシャトーを購入し改革に乗り出します。
大規模な畑修繕工事を行い、ブドウ畑の再編を進め、醸造庫と育成庫をポイヤック地区内に新設しました。
それから40年の歳月を経て、畑は成熟し、醸造設備を改修した事で目覚ましい品質向上を実現。
現在ではメドック格付けの見直しがあれば3級昇格の実力を備えるほどのシャトーとして見事に復権を果たしています。
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格付け第4級
パーカー・ポイント94点(VT2019)
ラフィットと同じ醸造チームが手掛ける
ポイヤックのお手本というべき逸品
CHATEAU DUHART MILON
シャトー デュアール ミロン
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格付け第4級
パーカー・ポイント94点(VT2019)
ラフィットと同じ醸造チームが手掛ける
ポイヤックのお手本というべき逸品
CHATEAU DUHART MILON
シャトー デュアール ミロン
畑はシャトー・ラフィット・ロートシルトの西側、カリュアド台地の延長線上にあるミロンの丘に位置し、細かい砂利まじりの土壌でブドウを栽培。
1962年より厳格な畑管理、手摘みによる収穫、醸造までラフィットと同じチームが手掛けています。
造られるワインのスタイルはまさにラフィットそのもの、非常に優れたバランスで、エレガンスとフィネスが重視されているスタイルです。
熟した果実の香りが広がり、しっかりしたボディ、複雑味、長い余韻とポイヤックのお手本といえる味わいのワインです。
カシスやワイルドベリーのアロマにスミレや杉の木、オレンジの果皮、リコリス、スパイスのニュアンスが混ざり合い、香水のようなブーケが広がります。
凝縮した果実、酸、豊富なタンニンが長期熟成のポテンシャルを感じさせます。
■ジェームズ・サックリング/96点(VT2019)
■ワインアドヴォケイト誌パーカー・ポイント/94点(VT2019)