18世紀にゴルスという名で創業したシャトーは、カントナックでも最良の砂礫小丘に位置し、1855年の格付けで第2級に認定される以前から、メドックで最高の畑に次ぐ実力を持つといわれ、そのワインの価値はしばしば第1級のものをしのいでいます。
1833年には「ブドウ畑のナポレオン」として称されるブラーヌ男爵がシャトーを購入し後、1925年にはシャトーマルゴーの所有者であったレオンス・レカペが買い取りました。
1956年に孫のリュシアン・リュルトンへと引き継がれ、1992年からはリュシアンの三男で、醸造学とブドウ品種学に精通したアンリ・リュルトンがシャトーを引継いでいます。
アンリは極めて高性能な設備を導入、畑の改良や醸造技術の改良を積極的に行ったことで更に品質が向上、マルゴーでも最先端のシャトーとなっています。
現在、シャトー・ブラーヌ・カントナックは評価を一段と高め、格付け第2級に相応しい品質を保ち続けています。

- ブラーヌ・カントナックでは畑の一区画でも土質が異なるため、土質毎に収穫されたブドウを2度の選果の後、木樽、コンクリートタンク、ステンレスタンクを使い分けて発酵させます。
その後ヴィンテージによって60~70%の新樽率で18か月間熟成されます。
ブラーヌ・カントナックのワインは、マルゴー地区の中でもエレガントで柔らかなスタイルに仕上がります。
絹のようになめらかで、しなやかな弾力性のある味わいが特徴で、クラシックなマルゴーらしい繊細さ、フィネスが巧みに表現されています。

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格付け第2級セカンド
優美なマルゴースタイルを継承
骨格のしっかりとした
素晴らしいバランスが魅力
BARON DE BRANE
バロン ド ブラーヌ
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格付け第2級セカンド
優美なマルゴースタイルを継承
骨格のしっかりとした
素晴らしいバランスが魅力
BARON DE BRANE
バロン ド ブラーヌ
ボルドーの著名な造り手「リュルトン家」が所有する実力派シャトー、格付け2級シャトー・ブラーヌ・カントナック。
バロン・ド・ブラーヌは、かつての所有者であったブラーヌ男爵の名を冠した、ブラーヌ・カントナックのセカンドワインです。
樹齢平均25年のブドウを使用してステンレスタンクとコンクリートタンクで醸造されます。
その後、フレンチオーク樽(新樽20~30%)を用いて12ヶ月間の熟成を経て瓶詰めします。
優美なマルゴースタイルを継承しながらも、骨格のしっかりした素晴らしいバランスを備えた味わいに仕上がっています。

ストロベリーやダークチェリー、カシスの香りに加えて、フローラルなニュアンスが漂う複雑なアロマ。
ジューシーな果実味に絹のように滑らかでよく溶けたタンニンが素晴らしいフィネスに仕上げています。
優れたバランスを備えており、5~10年以上の熟成のポテンシャルを秘めています。