ドメーヌ・アラン・グライヨは、1985年にアラン・グライヨ氏が設立。
各ワインガイドや評論家から非常に高い評価を受け、“クローズ・エルミタージュの神”とまで称されるようになり、生み出されるワインは、フランスの権威ある評価誌で、注目すべき「食通のためのワインNO.1」に輝いた生産者です。

アラン氏が理想とするワイン造りを実現するため探し回り辿り着いた畑は、買い取る以前の1970年から除草剤も廃止し、長年自然栽培を行っていた健全な畑でした。
以降、アラン氏は、ローヌの一般的な力強い、抽出された濃厚なタイプのワインではなく、自然な造りで、テロワール自体が美しく表現される、アロマ豊かでフィネスのあるワイン造りを行ってきました。

特に余韻の中に、DRCやルロワの一部では特徴的な、複雑で深淵な香りや味わいがありますが、それは長期的なビオ栽培ゆえに可能になる全房発酵と、丁寧に選果された最良のブドウのみに可能な“長期シュールリー熟成を行う”という造りからもたらされるものです。(赤ワインでは非常に希少な造り)

2000年初頭からは、息子のマキシム氏が引き継ぎ、更に熱心なビオロジック栽培に取り組み、生み出されるワインは更なる深みや長期熟成の能力を進化させています。

「食通のためのワインNO.1」に選ばれた
ダイニング・シーンには欠かせないワイン
フランスの評価誌「レヴュー・ド・ヴァン・ド・フランス」でも、注目すべき「食通のためのワインNO.1」に輝き、フランスの権威ある評価誌「レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス」でも、ギガル等と並び、何百もの生産者がひしめく北ローヌでも僅か16社のみが獲得する2ツ星の栄誉に輝く、注目すべき造り手。

濃密な果実味に、完璧に熟したタンニン、しなやかでいて厚みのある味わいは、ジビエや牛肉のお料理と合わせると見事なマリアージュを実現する、ダイニング・シーンには欠かせないワインです。

“クローズ・エルミタージュの神”と称される先代アラン氏
アラン氏は、各ワインガイドや評論家から非常に高い評価を受け、“クローズ・エルミタージュの神”とまで称されるように。
ブルゴーニュでも、“神”と形容される造り手は、かのコシュ・デュリとアンリ・ジャイエのみです。

広いクローズ・エルミタージュエリアの中でも、水捌けの良いシャシーと言われる砂地の丘の畑から造れる彼のワインは、その崇高さ、威厳を世界に知らしめ、アペラシオン全体の評価を高めた最大の功労者として評価されています。

DRC同様、「無農薬栽培」×「全房発酵」から生まれる
クローズ・エルミタージュの最高峰
アラン・グライヨでは、何十年という長い年月を丁寧な自然栽培を行ってきた畑でしか成し得ない、DRC同様の全房発酵(ブドウの茎を外さない発酵)でワイン造りを行っています。

全房発酵は、偉大な複雑味や深みをもたらす醸造法ですが、何十年にも及ぶ自然農法の努力を重ねている畑のブドウでなければ、茎が完熟しないために青みやエグ味が出たり、ブドウの実が完熟していないと茎からもたらされる水分でワインが薄くなってしまいます。
従って、長年、最高の栽培を継続しているDRCやルロワ、デュジャックやアルローの一部の畑でしか実現しない、大変希少な造りです。

茎まで熟した、完熟したブドウで造る彼のワインは、品種がシラーであるがゆえに味わいは異なりますが、DRCの如き、複雑深遠で艶めかしい程に芳醇な香りとエレガントさを纏っています。

しっかりとした酸と果実の凝縮感
よく熟した滑らかな渋みのタンニン
早いうちから熟成感を感じられる赤
DOMAINE ALAIN GRAILLOT
SAINT JOSEPH ROUGE
ドメーヌ アラン グライヨ
サン ジョセフ ルージュ

しっかりとした酸と果実の凝縮感
よく熟した滑らかな渋みのタンニン
早いうちから熟成感を感じられる赤
DOMAINE ALAIN GRAILLOT
SAINT JOSEPH ROUGE
ドメーヌ アラン グライヨ
サン ジョセフ ルージュ

クローズのように砂岩のテロワールではなくて、花崗岩の斜面のテロワール。
クローズ・エルミタージュより少し涼しい土地で、タンニンもよく熟します。
サンジャン・ド・ミュゾル、アンダンスの各村に位置するAOCサン・ジョセフの様々な畑のブドウを主に使用して造られています。
畑は全て東、または南東向きで、収穫は手摘みで行われます。

クローズ・エルミタージュより少し涼しい土地なのでしっかりとした酸がありますが、果実の凝縮感が感じられます。
タンニンもよく熟すので、しっかりとしながらも滑らかな渋みとなるのが特徴。
早いうちから熟成感を感じられる赤ワインです。