ペドロンチェリは、ソノマ・カウンティ北部、ジンファンデルの里とでもいうべきドライ・クリーク・ヴァレーにある老舗ワイナリーです。1927年、イタリア系移民のジョン・ペドロンチェリがソノマ北部、ガイザーヴィルの西、現在のワイナリー周辺に40ヘクタールの畑を購入、ワイナリーの設立となりました。以来、90年近く4世代にわたり、家族経営を行ってきました。初代ジョンの息子であるジョン・ジュニアは、ドライ・クリーク・ヴァレーの先駆的ワインメーカーとして知られており、弟のジムはセールスとマーケティングを統括してきました。ジョン・ジュニアが2015年1月に亡くなった後、その意思を継ぐジョン・ジュニアの息子と娘、ジムの娘夫婦達(3世代目)が中心となり、ファミリー・ビジネスを支えています。
初代ジョンがワイナリーを購入した時の納屋は今でも現役で、息子たちがかつて育った家は現在、事務所として使用されていることなど、良い意味でのアメリカの伝統といったものが息づいていることに加え、ペドロンチェリ家の人々の気さくさ、暖かさといったものがこのワイナリーの大きな魅力のひとつとなって、ワインにもよく現れています。

- 多彩なテロワールを持つカリフォルニア・ワイン銘醸地“ソノマ・カウンティ”
ソノマ・カウンティは太平洋とナパ・ヴァレーに挟まれた高低差のある複雑な地形で、地域によって気候が異なるため様々な品種が栽培されています。最も冷涼な地区ではシャルドネ、ピノ・ノワール、冷涼~温暖な地区ではソーヴィニヨン・ブランとメルロー、最も温暖な地区ではカベルネ・ソーヴィニヨンとジンファンデルが多く栽培されています。海から発生する霧の影響で日中の気温の上がり方が遅く、夏場でも比較的冷涼な時間帯が長いため、きれいな酸を携えたブドウが育ちます。

- ワイナリー設立時に購入した由緒ある畑の樹齢100年を超えるジンファンデル
ペドロンチェリのワイナリーがあるドライ・クリーク・ヴァレーは、ジンファンデルの一大産地として知られています。ジンファンデルはカリフォルニアを代表する赤ワイン品種で、糖の含有量が多く、その分アルコール度数が高いワインが造られます。濃厚な果実味が特徴で、パワフルで甘みのあるフルボディワインを生み出します。
ペドロンチェリが所有するジンファンデルの畑は1904年に植樹された由緒ある畑で、初代ジョンがワイナリーを設立したときに購入されました。ワイナリーを代表する銘柄のひとつである「ジンファンデル・マザー・クローン」は、この老樹のクローンが今でも実をつけてワインを生み出していることが名前の由来になっています。

- 日常で気軽に愉しめるコストパフォーマンスに優れたワイン
ペドロンチェリでは「毎日の食事と一緒にワインを心から楽しんでほしい。そのため、ワインはカジュアルで親しみやすくなければならない」というワイナリー設立当初からの信念を今も変わることなく持っているため、あえてプレミアム・キュヴェ等は造らず、日常で気軽に愉しめる、安定した酒質のワインの生産に専念しています。
そうして造られるワインは、一言でいえばコスト・パフォーマンスに優れた素直な味わい。全体にブドウ品種本来の持ち味と土地の特徴が最大限に生かされ、カリフォルニア・ワインでは珍しい全く樽をかけないアイテム等も発表しています。








































