ドメーヌ・ジャン・グリヴォ18世紀の末にまで遡る、ヴォーヌ・ロマネの由緒正しき造り手です。
祖父のガストンは初めてディジョン大学で醸造学の学士を修めた人物だったと言われており、現当主エティエンヌ・グリヴォの父が現在のドメーヌ名となっています。
今日、ドメーヌ・ジャン・グリヴォは全体で14haほどの畑を所有。
本拠地のヴォーヌ・ロマネのほか、ニュイ・サン・ジョルジュにも数々のフリマがあります。
畑ではリュット・レゾネ(減農薬農法)方式を採用し、醸造でも、低温マセラシオン期間を短めに、SO2(酸化防止剤)の使用を最小限に抑えるなど、極力人の手を加えない、ブドウ本来の力に任せたワイン造りを行っています。
- 2007年にはデキャンター誌において、マスターオプ・ワインであり、プルゴーニュに精通した評論家クライプ・コーツが選出した「時代を通じて活躍するブルゴーニュの10大ドメーヌ」に選ばれるなど、正統派ブルゴーニュワインの造り手として、確固たる地位を築いています。
エティエンヌ・グリヴォの造るワインはじつにヴォーヌ・ロマネらしい、たおやかで、包容力があり、誠実な印象。ヴォーヌに近いオープードはとくにその印象が強く、ニュイ・サン・ジョルジュにありがちな骨太で角張った様子がほとんど感じられません。
ベルベットのような喉越しは、このドメーヌのワイン共通の特徴です。
-
ヴォーヌ・ロマネの典型的スタイル
力強さ、豊満さ、エレガントさを
すべて兼ね備える銘醸ワイン
DOMAINE JEAN GRIVOT
VOSNE ROMANEE
ドメーヌ ジャン グリヴォ
ヴォーヌ ロマネ
-
ヴォーヌ・ロマネの典型的スタイル
力強さ、豊満さ、エレガントさを
すべて兼ね備える銘醸ワイン
DOMAINE JEAN GRIVOT
VOSNE ROMANEE
ドメーヌ ジャン グリヴォ
ヴォーヌ ロマネ
グリヴォ家がヴォーヌ・ロマネの各地に所有する区画のブドウをアッサンブラージュして造る村名ワイン。
まさにヴォーヌ・ロマネの典型ともいえるスタイルを持ち、力強さ、豊満さ、そしてエレガントさをすべて兼ね備えています。
数年の熟成によってさらに開花することは言うまでもなく、たとえ恵まれない年であっても熟成のポテンシャルの高さを秘める銘醸ワインです。
ブラックベリーやカシスを思わせる豊潤なアロマと、スミレにバラのニュアンスが感じられます。柔らかな果実味と滑らかなタンニンが心地よく、エレガントな酸が綺麗に調和します。
ダークチェリーやシナモンのニュアンスを伴う心地よい余韻が長く続く非常に深みのある仕上がりです。