ゴードン・グラハムは、チャールズ、デビッド、ゴードンのグラハム3兄弟がティーブレンダーとしての卓越した才能を活かし、アバディーンシャー地方の最高級モルトウイスキーとグレーンウイスキーを選び、ブレンドすることで、非常に個性的なウイスキーを生み出したことが始まりです。
そのウイスキーは独特の豊かさとわずかなスモーキーさを持つ、他に類を見ないブレンドで、家族や友人のために作られたものでしたがたちまちこの地域で有名になり、1879年「ブラックボトル」が誕生しました。

このブレンドウイスキーは、当時「ゴードン・グラハムのスペシャル・リキュール・ウイスキー」として知られ、陶器のボトルや5ガロンの瓶で販売されていました。
黒いボトルはドイツから供給されていたもので、第一次世界大戦の勃発以降、長く緑色のガラスボトルへ変更されていました。
2000年代に入り経営会社が変わると、創業者の勇敢で妥協しない性格を反映しているグラハム家のデザインを基にした、レトロデザインが人目を引く、黒いガラスボトルに再び収められるようになりました。

1959年、米国のシェンリー・インダストリーズ社がゴードン・グラハム社を買収。
その後1995年にハイランド・ディスティラーズ社、1999年にエドリントン・グループの傘下へと移り、その4年後にはブナハーブン蒸溜所とブラックボトル・ブランドがバーン・スチュワート・ディスティラーズ社に売却されました。