ミュニュレ・ジブールは、ジャンヌ・ジブール女史とアンドレ・ミュニュレ氏が結婚し1933年に夫婦で一緒に設立したヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くドメーヌです。
当時、彼らはブルゴーニュ・ルージュ、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、エシェゾー・グラン・クリュを生産していました。その後、ディジョンで眼科医として働いていた2人の息子であるジョルジュ・ミュニュレ氏が自身の医学のキャリアと並行して実家のワイン造りを手伝う事を決意し、次々と新たな区画を購入してミュニュレ・ジブールの更なる成長へと貢献しました。
ジブール夫妻が購入した畑のワインはミュニュレ・ジブールとして、ミュニュレ氏が購入した区画のワインはジョルジュ・ ミュニュレとしてリリースされました。

しかし1988年にジョルジュ氏が長い闘病の末に亡くなりました。
それに伴い、当時ディジョンで薬剤師をしていたジョルジュ氏の長女であるマリー・クリスティーヌ氏が母親と共にドメーヌを引き継ぎます。
その数年後、次女のマリー・アンドレ氏もドメーヌへ加わり、マリー・クリスティーヌ氏が主に栽培を、マリー・アンドレ氏が主に醸造を担当し、ジョルジュ氏の時代以上の名声を確立しています。
そして2009年、ミュニュレ・ジブールとジョルジュ・ミュニュレが合併し、ジョルジュ・ミュニュレ・ジブールが誕生。
マリー姉妹が力を合わせてドメーヌを率いています。

所有する畑はクロ・ド・ヴージョやエシェゾーなどのグラン・クリュを看板畑とし、ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュと広範囲におよびます。
ブドウは収量制限を設けているうえに、収穫後に選果台で厳しく選別され、熟した健全なブドウのみを使用して醸造されます。
ジョルジュ・ミュニュレ・ジブールでは必要以上の抽出を望まない事をポリシーとしており、品種の個性を表現したエレガントなアロマ、フィネスを大事にして適切な醸造を実践。
芳醇かつ実にエレガントな造りで、しなやかさを兼ね備えた素晴らしいワインを生産しています。