ドメーヌ・ミッシェル・ニエロンは、シャサーニュ・モンラッシェに本拠地を置き、ドメーヌ・ラモネと双璧を成す白ワイン最高峰の生産者のひとりです。
ドメーヌは、地元出身のレオン・ニエロンによってスタートし、3代目のミッシェルの代になってから大きな変革を経て高い評価を受けるようになります。

ミッシェルは先祖から受け継いだ伝統を重んじながらも、新しい方法をうまく取り入れ、ドメーヌを改革していくことに成功しています。

「古樹から収量を抑えてワインを造ること」をワイン造りのモットーとし、古樹を大切にし、収量を徹底的に抑えることでたっぷりと旨味を蓄えた、凝縮感溢れる力強くエレガントなワインが生み出されると考えています。
そのため、ワインに使用するブドウは、樹齢50年～60年のものを中心とし、最低でも樹齢45年以上のブドウに限ります。

ブドウ栽培に関してはリュット・レゾネを採用し、テロワールの特徴を尊重した、極力人の手を介さない自然なワイン造りを行っています。発酵は小さなステンレスタンクとバリックを併用。新樽比率は25～50％と、ワインによって変えています。

年間わずか40,000～45,000本ともいわれるほど生産本数が少なく、主に輸出用として出荷されています。
このため、ワイン愛好家の間では、「ミッシェル・ニエロンの特級ワインを見つけたら、とりあえず買うべきだ」と言われるほど、希少価値が高く、手に入れることが難しいワインとしても名を馳せています。