日本酒だけでなく、あらゆる酒類を製造し世界に向けて発信
江戸時代末期の安政年間に、初代高藏氏が新潟県より酒造り杜氏として水戸に入り創業した加藤酒造店を前身とし、1950年(昭和25年)に事業を継承し、明利酒類株式会社として創立しました。
以後蒸留酒、アルコール等を製造していましたが、現在は清酒、焼酎、リキュール類(梅酒等)、発酵調味料、医薬部外品等を造る総合酒類メーカーとなり、販路も全国へ広がっているほか、世界へ向けて輸出も行なっています。
明利酒類が開発した「明利小川酵母（日本醸造協会10号酵母）」と「M310酵母」は爽やかな吟醸香を生み、また酸を作ることが少ないという非常に優れた性質を持っており、全国の酒蔵で幅広く使用され、当社の技術力は全酒造家から高い評価を得ています。特に百年梅酒は、高い評価を得る梅酒となっています。

国産梅を100％使用してつくる
百年愛される「梅酒らしい梅酒」
清酒と並び、高い評価を受けている明利酒類の「百年梅酒」は、1998年「百年愛される梅酒」をコンセプトに誕生しました。
原料の梅は国産青梅(品種名：白加賀)100％使用しており、梅酒の熟成年数が長い重厚感のある味わいが特徴で、明利酒類の調合・ブレンド技術を駆使してつくられています。
第二回天満天神梅酒大会では全国124銘柄から日本一に選ばれました。
その後も数々の賞を獲得。芳醇で厚みのある味わいは、本当に梅酒らしい梅酒と、愛されています。

酒造りのプロとして
梅酒の美味しさ、可能性を追求
明利酒類は「誠に温かなること春色のごとし、この寒さも消えてしまうので、盃のなかには別に春が置かれている」と、酒を愛し、飲酒のことを「別春会」称していた水戸黄門様のおひざ元にあります。
日本三大庭園の偕楽園がそばにあったことから、昔から家庭用のお酒として浸透していた梅酒を、酒造りのプロとして非常に早い時期より着手。ウイスキー樽で熟成させた「百年梅酒」など、高い品質の梅酒を生み出しています。
また商品づくりだけでなく、講習会等の活動を通じて梅酒の美味しさを訴求し、梅酒の可能性を常に飽くことなく追求しています。
伝統ある酒造りや、梅の都水戸にゆかりある梅酒の資料を展示している直売所の別春館では、「梅酒づくり体験」を行っています。