1970年代にアンドレ・エスモナン氏によって立ち上げられたドメーヌで、当時ワインは全量、ルイ・ジャドやジョゼフ・ドルーアン、ルロワなどのネゴシアンに桶売りしていました。
1988年に息子のフレデリック氏の代になり、ようやくドメーヌ元詰めを開始。当主はフレデリック氏ですが、オスピス・ド・ボーヌで栽培や醸造に従事していた父のアンドレ氏がワイン造りを取り仕切っています。

畑は合計5.26haを所有し、コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ(畑はコンプランシアン)を例外として、ジュヴレ・シャンベルタンに特化したドメーヌであり、特級畑はマジ・シャンベルタンとリュショット・シャンベルタンに区画を持っています。
1級畑はエストゥルネル・サン・ジャック、ラヴォー・サン・ジャック、シャンポネと非常に優れた区画を揃えており、上質なプドウが収穫されます。
比較的冷涼な区画が多いこともあり、フレデリック・エスモナンが造るワインは、ジュヴレらしい堅牢さを備えた仕上がりで多くの人々を魅了しています。