ボーモンデクレイエールの商品一覧

ボーモン・デ・クレイエールのシャンパーニュを決定的に特徴づけるのは「キュヴェの神髄」と呼ばれる「クール・ド・キュヴェ（ハートのキュヴェ）」の存在です。
特別な設備と手間がかかるために、ほとんど誰も使うことがないこの特別なキュヴェは、一般にキュヴェと呼ばれる第一搾汁のわずか半分しか得られません。
ボーモン・デ・クレイエールでは驚くべきことに全てのラインナップにこのクール・ド・キュヴェが使われています。

: シャンパーニュ最高の土壌、白亜質土壌
土壌はボーモン・デ・クレイエールのテロワールの品質を語る上で欠かせないものです。
特に重要なのはシャンパーニュでも限られた地域にしかない「白亜質土壌」。シャンパーニュ最高といわれる非常に優れた土壌です。
ボーモン・デ・クレイエールの畑はヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区を中心にモンターニュ・ド・ランス地区、コート・デ・ブラン地区にも分布していますが、そのほとんどがこの白亜質土壌ラインにあります。ひと口に「白亜質」といっても、その性質は地区によりそれぞれ異なります。例えば、堆積物の層は、アヴィスとクラマンで異なるため、そこで栽培されるブドウにも異なる影響を及ぼしています。

: 社名の由来にもなったメゾンを象徴する品種“ムニエ”
ムニエはシャンパーニュ地方唯一の地ブドウでありながら、常にシャルドネやピノ・ノワールの陰に隠れて補助品種とみなされてきました。ですが、メゾンのあるマルドゥイユ村はムニエ最高のテロワールと言われ、栽培家である彼ら自身がその本来の姿を熟知しています。
そこで、「ムニエが最高のシャンパーニュになることを世の中に知らしめたい」との思いから誕生したのがムニエ主体のフラグシップ・シャンパン、グランド・レゼルヴです。
社名の由来にもなった二つの最上区画「ボーモン」と「クレイエール」では、昔からムニエが栽培されています。これはボーモン・デ・クレイエールがムニエを誇りとしている証しです。

: 無数のタンクは品質の証し
ボーモン・デ・クレイエールでは収穫圧搾を、品種、区画毎、樹齢毎などに細かく分けて行うので、その数に比例する無数のタンクが存在します。
味を決めるブレンドの作業に際しては、最初の2ヶ月間で全てのタンクをブラインドテイスティングし、まずタンクを特徴ごとに選別します。この段階で、残念ながらボーモン・デ・クレイエールのブランドには適さないとして外されるタンクもでてきます。
次に、残りの2ヶ月間をかけて品種ごとにブラインドテイスティングを行い、キュヴェのスタイルを決めていきます。
ブレンドの作業は一度に行うのではなく、このように段階を経て、11月末から4月末まで約5か月もの長い時間を費やしています。

: 全てのボトルにデゴルジュマンの日付を明記
ボーモン・デ・クレイエールでは、全てのボトルにデゴルジュマンの日付を明記しています。これは、ワインを販売する方や消費者がデゴルジュマンの日付を知ることにより、熟成の進み具合が予想できるようにするためです。
また、デゴルジュマン日付だけでなく、「品質において隠すことは何も無い」として、3つの異なるコードをボトルの中に記録しています。これによりあらゆるトレースが可能になります。
デゴルジュマン日付の刻印だけでも非常に革新的なことながら、このように生産上のあらゆるコードを刻印することは、生産者の自信の証しであり、消費者の立場にたった考え方でもあります。