テタンジェ家が紡ぐ伝統と革新
テタンジェは、その名を社名に掲げるテタンジェ家が今なおオーナー兼経営者である希少な大手シャンパーニュ・メゾンです。ランスに本拠を構えるシャンパーニュ・テタンジェは、1734年創立のフルノー社をその起源としています。
現在は、創業者ピエール・テタンジェから数えて4代目に当たるピエール・エマニュエル・テタンジェ氏が社長となり、長きにわたり培われてきたテタンジェファミリーの精神を継承しています。
テタンジェは格式ある祝宴や大切なひとときに華を添える存在として、数多くの著名人や王室にも愛されてきた、まさにフランスの芸術性と気品を体現するシャンパーニュです。
また「ル・テタンジェ」国際料理賞コンクールやテタンジェ・コレクション等、アートと美食との融合はテタンジェの「芸術性・文化性」を表した特長のひとつであり、伝統を守りながらも飽くなき挑戦を続けています。

- テタンジェが守り続ける哲学
テタンジェのポリシーは、ブドウに情熱を注ぐこと。ブドウ畑に慣れ親しみ、これを隅々まで熟知すること。ブドウの声を聴く術を心得ること。極上のシャンパーニュを造るには、ブドウ畑の手入れが不可欠だということを認めること。
所有する288haのブドウ畑を誇りをもって管理・手入れしています。
現在、シャンパーニュ地方でも最高レベルに属する37のクリュがあり、植えられている品種はシャルドネの割合が高くなっています。
テタンジェのブドウ需要の約50%は自社畑で賄われており、残りはテタンジェが長期的に提携しているワイナリーやいくつかの協同組合から、慎重に選びぬいたブドウやワインを購入して補っています。

- 自然と共生する持続可能なブドウ栽培
テタンジェでは環境の保護という懸念から、環境保護を重視したブドウ栽培にも積極的に取り組んでいます。
環境に優しいブドウ栽培という目標を達成するため、10年以上前から減農薬栽培を実施し、2017年には「環境価値重視農業(HVE)」と「シャンパーニュ地方の持続可能なブドウ栽培」の2つの認証を取得しています。
水や肥料、または廃棄物に対する責任ある管理だけでなく、野生動植物の生態系を守るなど持続可能な農業を推進しています。
また、ブドウ栽培においては土壌の多様性を活かし、それぞれの区画の特性を最大限に引き出すことで、テロワールの個性が際立つシャンパーニュを生み出しています。

- 地下18メートルに広がる歴史的なセラー
テタンジェのシャンパーニュは、地下18メートルに広がる歴史的なセラーでじっくりと熟成されます。
この白亜質石灰石が切り出された後にできた地下洞は、一時はキリスト教徒が迫害を逃れるための隠れ家ともなり、約900年の後にサン・ニケーズ修道院の地下礼拝堂となりました。
13世紀に新しい聖堂に建て替えられた際、地下に残された回廊はベネディクト派の修道士達がシャンパーニュの貯蔵庫として使用するようになります。
修道院はフランス革命で破壊され、現在残っているのは地下階だけ。この遺跡は150年間放置されていましたが、1920年代にシャンパーニュ・ハウスの到来によってよみがえり、戦後、テタンジェがこの地を購入して拠点としました。現在、何百万本ものシャンパーニュが、熟成の頂点に達する時を待ちながら眠っています。









































