ロン・マツサレム社は、1872年にキューバ・サンチャゴにて創業したました。
禁酒法時代のアメリカ人にとってキューバは観光地として人気が高く、ラム産業は黄金期を迎えました。
その中で1950年代ロン・マツサレム社は、キューバで50％以上の市場シェアを持つまでに成長します。

しかし、カストロ政権によるキューバ革命により創設者であるアルバレス家は国外追放に。
すべてを捨て一家はアメリカ・フロリダへ亡命することになります。

時は流れて1990年、医療の分野で活躍していた4代目のクラウディオ・アルバレス氏は、一転ロン・マツサレム社の経営者となりました。
「厳選された原材料」「秘伝の製造方法」「ソレラ ブレンディング」「厳格な品質基準」の4つのポリシーを守りつつ、現在ではドミニカ共和国で製造を行っています。

ロン・マツサレムにはシェリーやブランデー、コニャックなどに用いられる「ソレラ ブレンディング」という特殊な製法が使われ、ラムづくりには非常に珍しいとされています。

それは、積み重ねた樽の一番上に新しい原酒を注ぎ足し、足した分を少しずつ下段の樽に移動させてブレンドしていくという製法。
一番上の樽で2-3年、2番目の樽で5-7年、3番目の樽で9-12年、さらに一番下の樽で数年寝かせます。異なる熟成年数の原酒を自然にヴァッティングさせ、樽の中で数年眠らせることで、滑らかな味わいのラムが生まれるのです。

23年の香り豊かな黄金色のラム
シェリーを思わせる滑らかなフィニッシュ
RON Matusalem
GRAN RLSERVA
SOLERA 23 BLENDER
ロン マツサレム
グランレゼルバ23年

23年の香り豊かな黄金色のラム
シェリーを思わせる滑らかなフィニッシュ
RON Matusalem
GRAN RLSERVA
SOLERA 23 BLENDER
ロン マツサレム
グランレゼルバ23年

ロン・マツサレム23年はバーボンに使用したオーク樽でゆっくりと熟成させた深く鮮やかな黄金色。
ソレラシステムにより、23年熟成以上のラムのみをブレンドしてつくられた絶妙な色味と香味。

心地よいメレンゲ、花、フルーツジャムの香りの中に、力強いウッディな香りを感じる。味わいが複雑で、ヘーゼルナッツ、ローストアーモンドの風味が加わり、ウッディな風味。
やわらかく滑らかで調和のとれたフィニッシュはシェリーを思わせる。