ローランド地方に現存する数少ない蒸留所の一つであるグレンキンチーは、スコットランド首都の喧騒からわずか20マイルという近所ながら、大麦畑にかこまれたのどかな風景の中にあり、「エジンバラモルト」と呼ばれます。
1825年に創業したこの蒸留所は、1890年代には、エジンバラのウイスキー商人、ブレンダーといった同志たちからなる組合により買収され、復旧作業が行われました。
復旧には10年の歳月を要しましたが、その結果、特徴的な赤レンガのビクトリア朝スタイルの蒸留所として生まれ変わったのです。
- グレンキンチーのライトなキャラクターはスコットランド最大級のスチルで蒸留されていることに由来します。
二つの銅製の横幅のとても広いポットスチルはグレンキンチーの特徴の一つで、ウイスキー業界でも最大規模のこれらのスチルは年間実に130万リットルもの蒸留を行っています。
近代的なコンデンサーではなく、敢えてたった一つしかない鋳鉄製のワームタブを蒸留されたスピリッツの冷却に使っているのも、シングルモルトに個性と深みを与えるためです。
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ライトでデリケートなシングルモルト
かすかなフローラルな芳香を伴う
スイートかつクリーミーな飲み口
GLENKINCHIE
12 YEARS OLD
グレンキンチー 12年
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ライトでデリケートなシングルモルト
かすかなフローラルな芳香を伴う
スイートかつクリーミーな飲み口
GLENKINCHIE
12 YEARS OLD
グレンキンチー 12年
グレンキンチーには長きに渡る伝統があります。
発酵には今日でも六つある木製のウォッシュバックを使っています。
二つはオレゴン松製で、残りの四つはカナダのカラマツ製です。
そしてライトなキャラクターはスコットランド最大級のスチルで蒸留されていることに由来します。
12年の熟成を経てライトかつフローラルな、フレッシュでクリーミーな味をあわせもつシングルモルトが出来上がるのです。
グレンキンチーはライトかつデリケートなシングルモルトで、かすかなフローラルな芳香を伴うスイートかつクリーミーな飲み口です。
淡いゴールド。
香り高く、バニラ、切り花の香りの下にのぞく、クリーンなトーストのようなノート。
口に入れてすぐに感じる甘さ、やわらかさが徐々に華やかな味わい。