セバスチャーニ・ヴィンヤーズの歴史は1825年にさかのぼり、当時サンフランシスコ、ソラーノの近くにフランシスコ教会の伝道師達がワイン畑を開墾したことから始まり、結果的にこれらの畑はカリフォルニア北部の一番古い畑の一つとなりました。創立者のサミュエル・セバスチャーニはイタリア、トスカーナ地方でワイン生産の経験を経て1895年にアメリカへ移住、1904年、この畑は彼の手に渡り、良質なソノマ・ヴァレーのワイン造りに着手しました。その後ソノマ・カウンティで最初にカベルネ・ソーヴィニヨンを生産、そして初めてラベルに品種を記載したソノマのパイオニアです。

禁酒法時代にワイン醸造が許された数少ないワイナリー
ワイナリーが軌道に乗りかけた頃、禁酒法公布という不運が訪れます。禁酒法は1920年から1933年まで施行され、消費のためのアルコールの製造、販売、輸送が全面的に禁止となりました。しかしセバスチャーニは政府公認生産許可を得て、聖餐式用と医療用のためのワインを醸造。当時、ワイン製造が許可されていたのはセバスチャーニを含め、たったの4ワイナリーのみでした。
ソノマのワイナリーで禁酒法を乗り越え、尚且つ今も第一線で活躍し続けている生産者はほとんど存在しません。

3世代にわたって活躍してきた偉大なるワイン一族
1944年のサミュエルの死後、息子のオーガスト・セバスチャーニと妻シルヴィアが彼の意志を受け継ぎ、ワイナリーの生産高を100倍に増加。オーガストは独創的な発想をもとに、プレミアム・ヴァラエタルワインを生産しワイナリーを成功へと導くと、瞬く間に、最も熟練された革新的ワインメーカーの一人として名声を得ました。
オーガストが他界すると、シルヴィアと夫婦の息子であるサム、ドン、マリー・アンら家族での運営を経たのち、ドンがワイナリーを引き継ぎ、複数の派生ブランドを抱える巨大ワイナリーへと成長を遂げます。2001年、ドンが2人の息子を引きつれ、「ドン・セバスチャーニ＆サンズ」を立ち上げると、妹のマリー・アンがセバスチャーニの代表兼CEOに就任しました。

100年以上のブドウ栽培の経験を活かし、テロワールが反映された個性豊かなワインを生産
畑はソノマ・カウンティに所有し、気候、土壌、標高、日照量など、多彩な特徴を持つ畑でそれぞれのブドウ品種にとって理想的な場所で栽培。100年近いブドウ栽培の経験を通して、テロワールが反映された個性豊かなワインを生み出しています。
また、セバスチャーニ・ヴィンヤーズでは天然肥料の使用、最小限の耕作、マイクロ灌漑システム、殺虫剤不使用、梱包材、容器、樽のリサイクルを行うなど、サステイナブルな取り組みを実践し、環境に配慮したワイン造りを行っています。

ノース・コーストの厳選したブドウを使用
2種のオーク樽熟成を経て誕生する
果実味に溢れた赤ワイン
SEBASTIANI
ZINFANDEL North Coast
セバスチャーニ
ジンファンデル ノース コースト

ノース・コーストの厳選したブドウを使用
2種のオーク樽熟成を経て誕生する
果実味に溢れた赤ワイン
SEBASTIANI
ZINFANDEL North Coast
セバスチャーニ
ジンファンデル ノース コースト

カリフォルニアのノース・コーストにある選ばれた畑のブドウを使用して造られるセバスチャーニ・ジンファンデル・ノース・コースト。
ほとんどのブドウは、アメリカにおける最高のジンファンデル生産地の一つであるソノマ郡で収穫されたもので、加えて火山性の岩が凝縮感を与えるレイク郡のブドウも使うことで、力強い風味と質の良さがとてもよく表れています。

深いルビー色。サクランボと白コショウのしっかりとした香りがあり、口に含むとジューシーなラズベリー、ブラックベリー、プラムの風味が広がります。
バニラとクローブの風味が、タンニンとともに味わいを支えつつ余韻へと続きます。