ヴェゼーヴォは、単一品種にこだわってブレンドをせず、地元の品種100%でワイン造りを行っているワイナリーです。
ブドウや地域の特徴を最大限に生かすためにロータリーファーメンターなどの最新技術を導入しています。
ワイナリー名はヴェズーヴィオ火山のラテン名に由来しています。
ワイナリーのあるカンパーニャは気温、湿度が高く緑が多い土地で、火山性の土壌のため他にないミネラルを含んでいます。
醸造所は標高400mのところにあり、白ワイン用の畑は更に標高が高い場所に位置しています。
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コンサルタントのアルベルト・アントニーニは、2ヶ月に1度ワイナリーを訪れ、常駐スタッフとミーティングを行い、収穫時期や最初の醸造を行う時にも必ず訪れています。
ファルネーゼのチーフエノロゴであるフィリッポ・バッカラーロが、最終段階でアドバイスを与えています。
ヴェゼーヴォの白ワインは、土壌が火山岩質で大変豊かなミネラルを含み、ブドウが高品質なため樽熟していないにもかかわらず長い寿命を持っています。
赤ワインは、より強烈で個性のある香りを表現するために、最初の内は低温発酵を行い、その後、約20~25日間という長いマセラシオンを経て、ボリュームのあるしっかりとしたスタイルに仕上げています。
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ルカ・マローニ・ベストワイン年鑑2018/93点
しなやかな口当たりに豊かな果実味と酸
ふくよかで、かすかに野性味もある白
VESEVO
GRECO DI TUFO
ヴェゼーヴォ
グレーコ ディ トゥーフォ
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ルカ・マローニ・ベストワイン年鑑2018/93点
しなやかな口当たりに豊かな果実味と酸
ふくよかで、かすかに野性味もある白
VESEVO
GRECO DI TUFO
ヴェゼーヴォ
グレーコ ディ トゥーフォ
グレーコ・ディ・トゥーフォは凝灰岩土壌の影響を受けた、カンパーニャ州を代表するD.O.C.G.です。
グレーコは、2,000年前にギリシャ人によってもたらされた品種で、名前は「ギリシャの」という意味。
標高900mの畑でミネラル分が多いワインができるのがこの地域の特徴で、硫黄を含む火山性の土壌の影響で、鉱物やミネラルのトーンがはっきりと感じられます。
グレーコは、フェノールの量が多いので、スキンコンタクトはさせません。
柔らかく圧搾、静置して清澄させます。
12~14度で低温発酵させ、澱を撹拌しながら寝かせ、低温で安定させた後、フィルターを通します。
100%タンクを使用し、醸造中は一切酸素に触れさせません。
濃い黄色、洋梨、アプリコット、パイナップルの香りがあります。
口当たりはしなやかで、混じりけがなく、豊かな果実味があり、酸も感じられます。
ふくよかで、かすかに野性味のある、とても印象深い白ワインです。
熟成に耐える力強さがあります。
■ルカ・マローニ・ベストワイン年鑑2018/93点
■イ・ヴィーニ・ディ・ヴェロネッリ2017で2星/88点
■ビベンダ2018/3房