元祖スーパートスカーナ、サッシカイア。
サッシカイアがあるのは、ティレニア海に面したトスカーナ州マレアンマ地方のボルゲリ地区です。サッシカイアはテヌータ・サングイドという広い農園にあるブドウ畑から造られます。
マリオ・インチーザ・デッラ・ロケッタの侯爵が領土であるテヌータ・サン・グイドに、シャトー・ラフィットのロスシルド男爵から贈られたカベルネ・ソーヴィニヨンを植えてみたとこから、サッシカイアは始まりました。
サッシカイアは当初プライヴェートワインとして地元でのみ消費されていました。
毎年少しずつセラーに寝かせておいたワインが年とともに非常に良く熟成していることに気付いたロケッタ侯爵は、周囲のすすめもあり彼の革命的なワインメーキングスタイルを貫きます。
1968年、甥にあたるアンティノーリ社の当主ピエロ・アンティノーリ氏のすすめで販売を開始。これまでにないボルドースタイルのトスカーナワインは、瞬く間に世界のプレミアムワインの仲間入りを果たしました。
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ジェームズ・サックリング96点獲得(VT2017)
圧倒的な存在感を放ち世界を魅了する
イタリアワインの至宝サッシカイア
SASSICAIA
サッシカイア
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ジェームズ・サックリング96点獲得(VT2017)
圧倒的な存在感を放ち世界を魅了する
イタリアワインの至宝サッシカイア
SASSICAIA
サッシカイア
元祖スーパータスカンとして30年以上にも渡り圧倒的な存在感を放ち続ける「イタリアワインの至宝」サッシカイア。
ボルゲリ地区はキャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは異なる地中海性の温暖な気候が特徴です。
砂質や石灰質、粘土質が混ざった土壌で海に近いことによりミネラル分も豊富。
フィネスとバランス、酸を備えた古き良きボルドーの味わいを目指しながらも、それでいて厳格なボルドーのグラン・ヴァンとはどこか違ったイタリアワインらしい肩の力の抜けた優雅で堂々たる品格を感じさせます。
サッシカイアは元祖スーパータスカンとして圧倒的な存在感を放ち、今日までトスカーナワインやボルドーワインまで強烈な影響を与え続けています。
野イチゴやプラムなどの爽やかな果実のアロマ、バラやハーブのニュアンスを持つ多層的で深みのある香りに包まれます。
凝縮した果実味と力強くもしなやかなタンニン、ボルゲリらしいミネラル感が見事に調和します。
若いうちから楽しめる味わいですが、更なる熟成によって真のポテンシャルが際立つ力強い骨格を備えています。
■ジェームズ・サックリング/96点獲得(VT2017)
■ワインアドヴォケイト誌/94点獲得(VT2017)