メドック格付け第一級のシャトー・ラトゥールと、格付け二級のシャトー・ピション・ロングヴィル・バロンの間に位置する格付け二級「シャトー・ピション・ロングヴィル(ロングヴィユ)・コンテス・ド・ラランド(Chateau Pichon Longueville Comtesse de Lalande)」。かつてピション・バロンとピション・ラランドは1つのシャトーでしたが、当時の当主は相続のためにシャトーを5人の子供たちに分割。その結果、兄弟はピション・バロンを、姉妹はピション・ラランドを受け継ぎました。
1978年にステンレス発酵槽の新設や樽貯蔵室の拡充、テイスティングルームの新設など、設備投資を行い更なる品質の向上に成功。2007年からはルイ・ロデレールのオーナー、ルゾー家の所有となり飛躍を遂げています。現在では格付一級シャトーに肩を並べる「スーパーセカンド」として、ボルドーファンに愛され続ける優れたワインを生み出しています。

- シャトーの歴史
「シャトー・ピション・ロングヴィル(ロングヴィユ)・コンテス・ド・ラランド」の歴史は、19世紀半ばまで遡るとピション・バロンとピション・ラランドは1つのシャトーでした。
1850年ジョセフ・ドゥ・ロングヴィル男爵は相続のためピション・ロングヴィル家が所有していたボルドー最大のワイン農園であるシャトーを5人の子ども達に分割。その結果、ピション・バロンにあたる土地を兄弟、ピション・ラランド(30ha)にあたる土地を姉妹が相続し、ラランド伯爵夫人は自分の名を冠したシャトーを建てたのです。
【ヴィルジニー・ド・ピション=ロングヴィル、ラランド伯爵夫人/ペリニヨンの肖像画、1858年】

- 醸造をより厳密に行い、より緻密なスタイルに変化
「シャトー・ピション・ロングヴィル(ロングヴィユ)・コンテス・ド・ラランド」は、2007年からルイ・ロデレールのオーナー、ルゾー家の所有となっており、ビオディナミを取り入れたり、カベルネの比率を上げたりとよりエレガントなスタイルにシフトしています。
また、2012年にモンローズで活躍した若き醸造家ニコラ・グルミノー氏がワインメーカーに就任し、醸造所のリノベーションを実施。
パーセル(区画)ごとの醸造をより厳密に行うことで、より緻密なスタイルに変化しています。

- エレガンスと力強さを見事に融合したワイン
一般的にポイヤックのシャトーは、威厳のある逞しいスタイルのワインが多い中、「シャトー・ピション・ロングヴィル(ロングヴィユ)・コンテス・ド・ラランド」はその中でも際立つ華やかさと優雅さを誇ります。
繊細な香りとしなやかな質感を備えた「シャトー・ピション・ロングヴィル(ロングヴィユ)・コンテス・ド・ラランド」のワインは、エレガンスと力強さを見事に融合。気品ある味わいで、長年にわたり“ポイヤックの貴婦人”と称えられています。









































