カリフォルニアのアンフィルタード(無ろ過)ワインの先駆者として有名な「ニュートン」は、ナパヴァレーのスプリングマウンテンにどこよりも早く定着したワイナリーのひとつ。自然への畏敬を大切にしたサステイナブル(環境保全型)農法を採用し、自然と一体になったワイン造りによって、畑で収穫された純粋な果実味がそのまま生きたワインを生み出しています。自然を重んじるニュートン・ヴィンヤードの方針は、ひな壇式のブドウ畑と自然に逆らわないワイナリーから精細なワイン作りまで、あらゆる面に反映されています。樹木に覆われたブドウ畑は散在することで自然環境とのバランスを保っており、ワイナリーは周囲の自然と調和するように建てられています。

- 自然を尊重したワイン造り
ニュートンは、ピーター・ニュートンとスー・ファ夫妻によって設立されました。当時としては珍しい自然酵母発酵や重力式醸造など、自然を尊重したワイン造りを実践し、“ニュートン・アンフィルタード”シリーズで一躍有名に。“ニュートン・アンフィルタード・シャルドネ”や“ニュートン・アンフィルタード・カベルネ・ソーヴィニヨン”は、その代表格で自然と調和しながら畑の個性を引き出す本格派ワインを追求し続けてきた造り手です。2001年にはルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー(LVMH)傘下となり、国際的な評価も確立しました。その理念と技術は今も語り継がれています。

- 自然との共存・サステイナブル(環境保全型)農法
1977年の設立以来、ニュートンが掲げるワイン造りの哲学は、自然と調和した「サステイナブル(環境保全型)農法」を軸にしています。スプリングマウンテンでは、生態系への影響を考慮して敷地の20%しか植樹せずに森林を残しているほか、土壌を健康な状態に保つため、農薬を一切使わずにブドウを栽培し、化学肥料を使うかわりに多様な被覆植物を植え、土中の微生物を活発にして生命力を高めています。これらの植物は、役目を終えた果皮や種とともにたい肥として土に撒かれます。害虫の駆除にも益虫を用いるなど、生態系の中ですべてが循環するように設計されているのがサステイナブルの思想です。畑で使われる水は、ポンプで地下水を汲み上げるのではなく、冬の間に降った雨水を貯水池に溜めたもの、またはリサイクルした浄化水を点滴灌漑することで、環境へのインパクトを最小限に抑えています。

- 上質なブドウの栽培に、理想的な条件
世界有数のワイン産地として名高いナパヴァレーですが、面積的にはボルドー地域の8分の1、生産量ではカリフォルニア全体の4%程度。山脈に縁取られ、太平洋の影響を受けるナパヴァレーは温暖な気候に恵まれています。日中は日照が多く温暖で乾燥し、夜間は冷涼なため、ブドウはゆっくり均等に熟し、生育期間が長く続くため、上質なブドウの栽培に理想的な条件が備わっています。ニュートンの醸造施設は、スプリング・マウンテンの地形を活かした重力式設計でポンプを使わず果汁を下層の発酵タンクへ流し、果実へのストレスを最小限に抑えています。また、化学培養酵母を使わず自然酵母による発酵を実践し、ワインは“無ろ過”で瓶詰めされることにより、一般的なワイン製造では除かれてしまう自然な澱(おり)も残し、果実や土壌の個性をそのまま表現しています。








































