ボンドの経営者はハーラン・エステートのビル・ハーラン。醸造責任者はボブ・レヴィ、コンサルタントはミッシェル・ロラン。
ハーランは、97年、01年、02年、07年と5回、パーカーポイント100ポイントを獲得し、ロバートパーカーからは「完璧なるワイン」と言わしめた、全米でもトップクラスのエステートです。
そして、ポンドは名実ともにハーランの兄弟ブランドと言われています。
ハーラン、ポンドともにフランスのグラン・クリュに匹敵するワインを作ることを目標としますが、そのアプローチは真反対です。
ハーランがオークヴィルの偉大なクラシック・プレンドと称されるのに対して、ボンドは単一畑でその個性を競わせる、ブルゴーニュ方式です。
ボンドはナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンにより様々なテロワールの違いを表現したワインを造りだすことを目標に掲げます60ヶ所以上の畑から過去25年かけて、ゆっくり慎重に5つの畑を選びました。
ハーラン・エステートがそれぞれの畑の葡萄・品種をブレンドするのに対して、「ボンド」はそれぞれの畑の特徴をより引き出す事を重視したワインとなっています。
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ワインアドヴォケイト98点
ハーブのニュアンスを持ったフレッシュさと
鉄分を思わせるミネラル感が傑出した
リッチで舌触りの良い赤ワイン
BOND QUELLA
ボンド クェラ
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ワインアドヴォケイト98点
ハーブのニュアンスを持ったフレッシュさと
鉄分を思わせるミネラル感が傑出した
リッチで舌触りの良い赤ワイン
BOND QUELLA
ボンド クェラ
「ボンド・クェラ」のブドウが造られるクェラはボルドーに例えると、ぺサック・レオニャンのグラーブ、CH.オー・ブリオンの薫り高さと品格を持つと言われています。
クェラの畑は3.6ha、標高132~180m、南西向き急斜面、この地域に最後にあった火山活動で発生したトゥーファと呼ばれる火山灰が固まった礫や、小石が混ざる古い河床が隆起した土壌。
ナパ・ヴァレーの中心を見下ろすラザフォードの北東の丘にあり、2006年が初ヴィンテージ。
名前はドイツ語で「純粋な源」という言葉に由来。1990年代に植樹。
ミネラルを含み、ブルーベリー等の果実の特徴と黒鉛のニュアンスがあるワインです。
ハーブのニュアンスを持ったフレッシュさと鉄分を思わせるミネラル感が傑出。
ブルーベリー系の味わいが現れ、シルクとベルベットの中間のような舌触り、リッチで凝縮し長い余韻を楽しめる。
■Wine Advocate/98点(2012)