ミトロは、オーストラリア、マクラーレンヴェイルで3世代続く栽培家の家系に生まれたフランク・ミトロが1999年に設立したワイナリー。
イタリアをルーツとする家族経営のワイナリーで、イタリア系品種の栽培や醸造方法を行うなど、ユニークで本格的なワインを楽しむことができます。

ワイナリー設立から2年後、ミトロのブドウ栽培に対する姿勢に共感した醸造家ベン・グレッツァーがワイン造りに参加し、それ以来、ミトロのワインは世界的に注目を集めるようになりました。
グレッツァーは、オーストラリアでもっとも期待される若き天才醸造家として既に知られており、「畑やブドウ品種の個性、ニュアンスを生かした高品質のワインを造るためにはハンドクラフトが欠かせない」というワイナリーの信念を現実のものとしました。

そして設立4年でG.A.M. シラーズ 2003がパーカーポイント満点を獲得。設立からわずか数年で世界トップクラスの地位を確立しました。

ミトロの畑は、標高50～200mの丘陵地帯に位置するウィランガ区域にあります。
地中海性の温暖な気候で、海風の影響を受けています。土壌は砂混じりのローム層に石灰質の多種多様な土壌が混在しているため、それがこの地区のワインの多様性を生み出しています。

マクラーレンヴェイルといえば、リッチで豪華なユーカリとチョコレート風味がするシラーズやカベルネ・ソーヴィニヨンがトレードマークとされていますが、それに加えてミトロの風味には、ピュアな果実味と優雅さが表現されています。

複雑で魅惑的な香り
土の風味を感じさせるフィニッシュ
生き生きとした味わいの赤ワイン
MITOLO
Angela SHIRAZ
ミトロ
アンジェラ シラーズ

複雑で魅惑的な香り
土の風味を感じさせるフィニッシュ
生き生きとした味わいの赤ワイン
MITOLO
Angela SHIRAZ
ミトロ
アンジェラ シラーズ

アンジェラのブドウは、G.A.M.シラーズ用のブドウが取れるチャイニーズブロックから、5km南に位置するサンドラブロックで収穫されたシラーズ。
わずかに明るい果実の輪郭としっかりとした構造を持っています。
除梗後、優しく破砕され、1日1回のパンピングオーバーを約10日間。発酵はタンニン、色、風味を穏やかに抽出し、ミトロワインの特徴であるピュアな果実のキャラクターをしっかり保つため、低めの温度を保ちながら穏やかに行われます。

ブラックベリーや温州みかんのソフトなアロマに、乾燥ミント、ウイキョウの種、コーヒー豆、アジアの五香粉が感じられる複雑で魅惑的な香り。
熟したきめ細かいタンニンが味わいの骨格を作り、しっかりとした味わいと土の風味を感じるフィニッシュへと続きます。
豊かな風味がソフトで生き生きとした酸とバランス良くまとまり、魅惑的で活力のある味わいを作っています。