シチリア南東部ヴィットーリアの自然派ワイン生産者
アジエンダ・アグリコラ・コルテーゼは、イタリア・シチリア島南東部ラグーサ県ヴィットーリアに拠点を置くオーガニックワインの生産者です。
前オーナーであるジョヴァンナ・コルテーゼから2016年に現オーナーへ引き継がれ、2017年ヴィンテージから本格的なワイン造りを開始しました。急峻な区画に残る古樹由来のクローン、強い日差しと風を受ける地中海性気候、そして持続可能な農法を組み合わせることで、土着品種の個性を明確に表現しています。有機栽培を軸に、テッレ・シチリアーネIGPやDOC、DOCGに至るまで幅広いワインを手がけ、シチリアの土地の力をストレートに伝える造りが特徴です。

- 伝統を受け継ぎつつ新たな挑戦を進める歩み
アジエンダ・アグリコラ・コルテーゼの歴史は、長年この地を守ってきたコルテーゼ家の畑を継承することから始まります。
2016年、後継者不在となったジョヴァンナ・コルテーゼの畑を、北イタリア出身の生産者ステファーノとマリーナの兄妹が取得。購入までには約6年の交渉を要し、その間も畑の価値を損なわないよう慎重に話し合いが進められました。
取得後は畑の再整備と設備投資を行い、2017年ヴィンテージより持続可能な栽培と低介入醸造によるワイン造りを本格化。現在では、シチリアの可能性を体現する新世代の生産者として評価を高めています。

- ヴィットーリアの立地条件を映すテロワール重視の畑
アジエンダ・アグリコラ・コルテーゼが畑を構えるヴィットーリア地区は、石灰質や砂質を含む多様な土壌と、強い日照、海からの風に恵まれたエリアです。
昼夜の寒暖差がブドウの成熟を穏やかに進め、果実味と酸のバランスに優れたブドウを育てます。畑では区画ごとの個性を尊重し、セレクション・マサルの考え方を採用。化学肥料や除草剤を使用せず、生物多様性を保ちながら栽培を行っています。
こうしたテロワールへの向き合い方が、ワインに明確な産地表現と安定した品質をもたらしています。

- 伝統技術と現代設備を組み合わせた醸造スタイル
アジエンダ・アグリコラ・コルテーゼでは、ブドウの個性を損なわないことを最優先に醸造が行われます。
手摘みで収穫したブドウは丁寧に選果され、発酵は必要以上の介入を行わず自然なプロセスを重視。ステンレスタンクに加え、大樽やアンフォラを使い分けることで、品種や区画ごとの特性を的確に表現しています。過度な抽出や樽香に頼らず、果実味、酸、ミネラル感のバランスを重視したスタイルが特徴です。
この醸造方針により、フレッシュさと奥行きを兼ね備えたワインが生み出されています。











































