シャトー・オー・ブリオンはフランス南西部地方出身で、ボルドーワインを輸出していたポンタック家の、ジャン・ドゥ・ポンタックが1550年にシャトー・オー・ブリオンを創設しました。
以後1世紀以上ポンタック家の所有でしたが、1688年フュメル家がこの土地を相続。
その後はタイラン家、ラリウ家など何度か所有者がかわり、1935年にアメリカの銀行家クラランス・ディロンが購入し、畑の改善やシャトーの修復など多額の投資を行ない、現在ではグラーヴの模範的シャトーの1つと称されています。
格付けシャトーで最初にステンレスタンクを導入し、熟成に100%新樽を用いるなど技術革新を積極的に行い、品質向上のために日々邁進しています。
1855年の格付けにおいて、唯一メドック地区以外から、それも第1級に格付けされたシャトーです。

- シャトー・オー・ブリオンは優れた凝縮感を持ち、若いうちから飲みやすいにも関わらず、ゆっくり寝かせると重みと共に滑らかな舌触りとなり、20年を超える熟成にも耐えます。
「この偉大な一級シャトーは世界で最もエレガントで、アロマの複雑なワインをつくっている。この点に関しては、様々な反論があり得るだろう。1980年代初め以降、オ=ブリオンほどの一貫性と、輝かしい品質を示すシャトーはほかにない。」とロバート・パーカーは評しています。

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格付け第1級
エレガンス際立つ優れたバランス
90年代のクラシックなボルドーを
彷彿とさせる2021年ヴィンテージ
CHATEAU HAUT BRION
シャトー オー ブリオン
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格付け第1級
エレガンス際立つ優れたバランス
90年代のクラシックなボルドーを
彷彿とさせる2021年ヴィンテージ
CHATEAU HAUT BRION
シャトー オー ブリオン
シャトー・オー・ブリオンは、1855年にメドック最高位の格付けに選ばれたシャトーで数世紀に渡る歴史を持つ由緒正しきシャトーです。
2021年はブドウ畑に多大な注意を払う必要があった年でした。
穏やかな冬は3月1日に早い発芽をもたらしました。4月にはボルドー地方は大規模な霜害に見舞われましたが、オー・ブリオンの畑の大部分は幸いなことに被害を免れました。
8月初旬には暑く乾燥した気候に変わり、夜間は涼しくブドウの生育に非常に有利な状況となりました。この好天が1ヶ月続いたことで、高品質のブドウを収穫することが出来ました。
近年のヴィンテージに比べて低いアルコール度数が特徴で、90年代のクラシックなボルドーのヴィンテージを彷彿とさせます。

ブラックカラントやカシスの芳醇な香りが溢れ出し、ハーブやリコリスのニュアンスが混ざり合う深く複雑なアロマが広がります。
凝縮感のある果実味にしっかりとした骨格を備え、生き生きとした酸が綺麗に溶け込んだ多層的な味わい。
エレガンスが際立つバランスに優れたワインに仕上がっています。

■ジェームズ・サックリング/97-98点獲得(VT2021)
■ワインアドヴォケイト/97点獲得(VT2021)
■デキャンター/97点獲得(VT2021)