1971年にフリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州北東部のポヴォレットという小さな村に設立したテレザ・ライツ・ソチェタ・センプリーチェ・アグリコーラ。オーナーのパオロ・トゾリーニ氏は、元アクアヴィーテという高級グラッパを造る専門メーカーの子息でしたが、自身が大のワイン好きという事から理想とするワインを完成させようとワイン造りをスタートしました。
白ワインで有名なフリウリですが、トゾリーニ氏はこの地で素晴らしい赤ワインを生み出す事にも情熱を注ぎ、ボルドー銘譲の赤ワインを超えるべく、代々この地で栽培されてきたカベルネ種とメルローを使用した高品質ワインを生み出しています。
トゾリーニ氏のワイン造りの理想は「グランヴァンを造り上げる」事よりも「食事で飲んでもお互いが邪魔をし合わない」ワイン造りを掲げています。
フリウリの土地の素晴らしさを最大限に生かし、ピノ・グリージョやリボッラ・ジャッラなどの土着品種はもちろん、シャルネドといった国際品種にも挑戦。品種の個性を見事に表現したワインの魅力に多くの人が惹きつけられています。
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リーズナブルながら美味しいワインが
楽しめるというコンセプトの
テレザ ライツのベースライン
Teresa Raiz Societa' Semplice Agricola
Le Marsure Sauvignon
テレザ ライツ ソチェタ センプリーチェ アグリコーラ
レ マルスーレ ソーヴィニヨン
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リーズナブルながら美味しいワインが
楽しめるというコンセプトの
テレザ ライツのベースライン
Teresa Raiz Societa' Semplice Agricola
Le Marsure Sauvignon
テレザ ライツ ソチェタ センプリーチェ アグリコーラ
レ マルスーレ ソーヴィニヨン
なぜテレザ ライツが長年愛され続けるのか。その秘密はやはりテロワールに答えがあるようです。
「風の通りが良いとアロマが立つんだよ」とオーナーの息子、アレッサンドロは言います。ワイナリーが位置する
のはフリウリ州ウディネの北東部、ポヴェレット。ここはロシアからアルプスを越えて吹く「ボラ」の通り道です。
つまり、風の通りが良く、乾燥するエリアなので果皮のフェノール熟成が良く進むとのこと。香りの成分の多くは
果皮に含まれているのでこの立地条件が重要な要素になるのです。そのため、テレザ ライツのワインは品種の特徴的なアロマが引き立つワイン造りが可能なのです。一方で彼らの哲学はあくまで「食事に寄り添うワイン」。品種の個性が生きてはいるが主張しすぎることのない彼らのワインが支持を得ているのはここに理由があるのです。
パッションフルーツや青草の清涼感があるアロマ。オレンジのような柑橘類のジューシー感。酸とミネラルがとても豊かで、果実のふくよかな味わいをキリッと引き締めます。