シャトー・オー・ブリオンはフランス南西部地方出身で、ボルドーワインを輸出していたポンタック家の、ジャン・ドゥ・ポンタックが1550年にシャトー・オー・ブリオンを創設しました。
以後1世紀以上ポンタック家の所有でしたが、1688年フュメル家がこの土地を相続。
その後はタイラン家、ラリウ家など何度か所有者がかわり、1935年にアメリカの銀行家クラランス・ディロンが購入し、畑の改善やシャトーの修復など多額の投資を行ない、現在ではグラーヴの模範的シャトーの1つと称されています。
格付けシャトーで最初にステンレスタンクを導入し、熟成に100%新樽を用いるなど技術革新を積極的に行い、品質向上のために日々邁進しています。
1855年の格付けにおいて、唯一メドック地区以外から、それも第1級に格付けされたシャトーです。
- シャトー・オー・ブリオンは優れた凝縮感を持ち、若いうちから飲みやすいにも関わらず、ゆっくり寝かせると重みと共に滑らかな舌触りとなり、20年を超える熟成にも耐えます。
「この偉大な一級シャトーは世界で最もエレガントで、アロマの複雑なワインをつくっている。この点に関しては、様々な反論があり得るだろう。1980年代初め以降、オ=ブリオンほどの一貫性と、輝かしい品質を示すシャトーはほかにない。」とロバート・パーカーは評しています。
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格付け第1級セカンド
ファーストとの違いはブドウ樹齢のみ
評論家R・パーカー氏が称賛する
ボルドー最高峰のセカンドワイン
LE CLARENCE DE HAUT BRION
ル クラレンス ド オー ブリオン
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格付け第1級セカンド
ファーストとの違いはブドウ樹齢のみ
評論家R・パーカー氏が称賛する
ボルドー最高峰のセカンドワイン
LE CLARENCE DE HAUT BRION
ル クラレンス ド オー ブリオン
ル・クラレンス・ド・オー・ブリオンは、シャトー・オー・ブリオンと同じ畑のブドウを使用して造られる、ファースト譲りのエレガンスを堪能できるセカンドワイン。
ファーストとの違いはブドウ樹の樹齢だけで、土壌や品質管理については全てファーストと同条件という、高い完成度を誇る逸品です。
著名な評論家ロバート・パーカー氏いわく、「これは今やボルドーで最高のセカンドワインの1つであり、いくつかのヴィンテージでこれをしのいだ事のあるセカンドワインといえば、名高いシャトー・ラトゥールのレ・フォール・ド・ラトゥール位のものである」と称賛しています。
バーン・オー・ブリオンとして生産されていましたが、2007年からクラレンス・ド・オー・ブリオンへ名称が変更されています。
黒スグリやブラックベリーを思わせる黒系果実の繊細なアロマ。
加えてシダーウッドやラズベリーパイ、タバコといったニュアンスを感じさせる多層的な香り。
果実の凝縮感と豊富なタンニン、新鮮な酸が重厚なストラクチャーを形成しています。
オー・ブリオンが造るボルドーでも最高峰のセカンドワインです。
■ワイン・アドヴォケイト/92+点(VT2018)