アメリカ・オレゴン州の南部、ルージュヴァレーに位置する「フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリー(Foris Vineyards Winery)」は、オレゴン州産ブドウ栽培のパイオニア的存在で、従来の認識を覆す大成功を成し遂げたワイナリーです。特にピノ・ノワールやピノ・グリといったブルゴーニュ系品種に強みを持ち、繊細かつエレガントな味わいを表現。自然豊かな環境と職人的な手作業が融合し、世界中のワイン愛好家から高い評価を獲得しています。地域のテロワールを忠実に反映したワインは、食卓を上質に彩ります。1971年、現オーナーのガーバー氏がオレゴン州南西部のログ・ヴァレーAVAの土地を購入。この地は標高が450~480mと高く、季候が厳しいため、ワイン造りには適さないと考えられていました。それでもガーパー氏はこの地のポテンシャルを信じ、テロワールにじっくりと向き合いながらブドウを栽培し、1995年に初めて自らのワインを瓶詰めしてリリースしました。

- マイナー産地での挑戦的な試み
フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリーは1974年、テッド・ガーブレイスによって創設されました。当時、オレゴン州南部はワイン産地としてまだ知られておらず、挑戦的な試みでした。しかし果敢に冷涼気候向けのブドウを植樹し、数十年にわたって地道に品質を高め続けてきました。その結果、現在ではアメリカ国内はもちろん国際的にも認知されるワイナリーへと成長。歴史の積み重ねが今の高評価へとつながっています。

- フォリス・ヴィンヤーズの味わいを形づくる自然環境
フォリス・ヴィンヤーズが位置するログヴァレーは、オレゴン州最南端にあり、カリフォルニア州境までわずか11キロという立地です。雨量が少なく乾燥した気候を持ち、冬は雪に覆われる寒冷地帯でありながら、夏は日中31度前後まで上昇し、豊富な日照を享受します。大きな特徴は、成長期から成熟期にかけての日較差で、夜間には8度台まで気温が下がり、果実にしっかりと酸を蓄えます。また太平洋から約40キロ離れ、標高458〜487mのシスキュー山脈の台地に位置するため、海洋性の影響は少なめです。こうした条件により、北部のウィラメット・ヴァレーに比べて温暖で、黒系果実の濃厚さや果実味の厚みが際立ちます。ウィラメットがアーシーな要素を持つのに対し、ログヴァレーはより力強い果実味を表現するのが特徴です。

- 高品質・高コスパのフォリス・ヴィンヤーズの魅力
フォリス・ヴィンヤーズ・ワイナリーの現在は、メインラベルの『フォリス』と、エントリーライン『スワロー』の二つのブランドを展開し、マイナー産地のメリットでもある“低い地代”を武器に極限までコストパフォーマンスを追求しています。アメリカ急成長のネットショッピングサイト『Wine Library.com』で、人気の赤ワインTOP10にランクイン。品評会での高評価や、航空会社に採用されるなど、注目度が高まっています。










































