モレ・サン・ドニを拠点とし、5代にわたってワイン造りを行う名門、マニャン家。
4代目ミッシェル・マニャンはグラン・クリュ、プルミエ・クリュを含む高品質なワインを造り出しています。
そして5代目のフレデリックは、17歳から畑やカーヴで父の手伝いをしながら、ボーヌにある醸造学校でワインを学び、その後「シャサーニュの手本」とも呼ばれる、ドメーヌ・ジャン・ノエル・ガニャールでブルゴーニュワイン造りの基本を、カリフォルニアのカレラ、オーストラリアのバンノックバーンなどでピノ・ノワールの醸造方法を学びました。
そして1995年、自分の理想のワインを造るため、父が造り上げたドメーヌスタイルではなく、敢えてネゴシアンという立場を取って「フレデリック・マニャン」名義でワイン造りを始めました。
- ブルゴーニュという独特な土地において、生産者の趣向や時のトレンドを追うのではなく、異なるテロワールの個性が自然な形で引き出されているワインを造りたいという決意のもと、2008年、フレデリック・マニャンはぶどう耕作専門会社を設立。
自ら選び抜いた畑において自社スタッフで購入ぶどうを育てるという新しい挑戦を始めました。
彼のワイン造りは、畑選びから栽培、樽選びに至るまでこだわりを貫き、「限りなくドメーヌに近いネゴシアン」と言われています。
フランスのワイン評論家、ミシェル・ベタンヌとティエリー・ドゥソーヴのワインガイドでは、2012年度版においてネゴシアンとしては最高評価のBDマーク4つを獲得しました。
フレデリックは「若き新星」「新しいスタイルを確立した異端児」などと称され、年々その評価を上げ続けています。
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1級畑ではない、隠れた銘醸の畑
“サン・ロマン”のハイコスパなワイン
キレのある素晴らしい辛口シャルドネ
FREDERIC MAGNIEN
SAINT ROMAIN BLANC
フレデリック マニャン
サン ロマンブラン
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1級畑ではない、隠れた銘醸の畑
“サン・ロマン”のハイコスパなワイン
キレのある素晴らしい辛口シャルドネ
FREDERIC MAGNIEN
SAINT ROMAIN BLANC
フレデリック マニャン
サン ロマンブラン
「サン・ロマン」は、コート・ド・ボーヌの高台にある、人口300人にも満たないごく小さな村で、特級畑はおろか1級畑もなく、耕作面積も狭い無名の地区。
フレデリック・マニャン氏が見つけたのがスー・ラ・ヴェールと呼ばれる、標高300~400メートルの区画。
平均樹齢47年のヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹ブドウ)から造られている、サン・ロマンでも特別なワインです。
ジュラ紀に由来する乾燥した石灰岩質。
斜面になっているため水はけがよく、乾いた土壌のため根が縦に伸びるので下層の石灰岩から豊かなミネラル分を吸収します。
通常のブルゴーニュ・バリックに加え、350L、500Lバリックを使い10ヶ月の樽熟成。
輝きのあるイエロー。
カリンやアーモンド、熟した果実の香り。
豊かで柔らかな味わいで、ボリューム感があり、余韻も長く、エキゾチックなフルーツのニュアンスも感じさせる、キレの素晴らしい辛口白ワイン。
キリッとした酸とのバランスも素晴らしい。