ブドウ栽培の歴史はイタリアで最古と考えられ、豊かな自然の恩恵のもと、現在国内最大級のワイン生産量を誇るシチリア。
そのシチリア州を代表するワインの造り手が「ドゥーカ・ディ・サラパルータ社」であると言えます。
1824年、シチリアに誕生したワイナリー、ドゥーカ・ディサラパルータ社は、当時シチリアで隆盛を振るっていたサラパルータ公爵が世界各国の大使や伯爵といったゲストをもてなすために所有地で採れるプドウからワインを造り始めました。
3代目当主のエンリコ公は、フランス・ボルドーで醸造技術を学んだ後、最新設備の導入やフランスから専門家を招きコルヴォワインの品質を飛躍的に高めます。
エンリコ公の娘トパツィアの時代に同社の経営はシチリア州に委ねられ、フルオートマティックの機械を設置するなど、1980年代前半には生産量が950万本に達しました。
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21世紀に入り、優れた畑や醸造設備の購入に莫大な投資を行い、新しいエノロゴ醸造責任者)を招へいするなど、培ってきた伝統を受け継ぎながら新たな歴史の1ページを刻んでいます。
シチリア中部のスオール・マルケーザ、シチリア東部のヴァヤシンディ、シチリア南部のリシニョーロの3つの畑を新たに購入し、土壌にあったワイン造りに力を入れています。
そのワインの中には初のネーロ・ダーヴォラ100%のドゥーカ・エンリコなど、現在ではドゥーカ・ディ・サラパルータ社の象徴ともいえるワインなどがあり、同社が造るワインは常に革新的な方法でそれぞれの土地やシチリアワイン醸造の長い伝統を表現しているともいえます。
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赤い果実や黒コショウを思わせる
複雑で凝縮感のあるアタック
品種の個性が表現されたワイン
DUCA DI SALAPARUTA
Calanica SYRAH
ドゥーカ ディ サラパルータ
カラニカ シラー
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赤い果実や黒コショウを思わせる
複雑で凝縮感のあるアタック
品種の個性が表現されたワイン
DUCA DI SALAPARUTA
Calanica SYRAH
ドゥーカ ディ サラパルータ
カラニカ シラー
イタリア・シチリア州を代表するワイナリー、ドゥーカ・ディ・サラパルータが手掛けたカラニカ・シラー。
「カラニカ」とは、「条件が厳しい土地」という意味の俗語で、この言葉がシチリアらしい響きを持っていることから名づけられました。
シチリア西部の自社畑のブドウを丁寧に手摘みで収穫し、シチリアの伝統に則り6~8日のマセラシオンと発酵を行い、その後マロラクティック発酵されます。シュールリーの状態で2ヶ月間、ステンレスタンクを使用して熟成が行われます。
複雑で凝縮感のあるアタックはフルーティさと赤い果実や黒コショウをはじめとしたスパイスのニュアンスが広がります。
味わいに広がりがあり、小慣れたタンニンが感じられ品種の特徴がよく現れています。