カマンサックはAOCサンジュリアンの隣接し、AOCオーメドックとなるサン・ローラン村にあるシャトーで1855年の格付けで5級の格付けを有しています。
1964年にスペイン出身のフォルネル家によって購入されました。
フォルネル家は、このクリュを再建するにあたって、ボルド大学の醸造学の権威で「ボルドーの近代ワイン造りの父」とも呼ばれるペイノー博士の指導のもとに、設備を最新鋭のものに更新し評価を回復しました。
最近では、著名な醸造コンサルタントのミッシエル・ロランがコンサルしており、更に評価があがることが期待されています。
恵まれた土壌、生産量は1ha当り45ヘクトリッターを上限にするという厳しい選果と全て手摘みという丁寧な作りを実践しており、高品質でコストパフォーマンスが高いワインを生み出しています。
- カマンサックは、1855年の格付けシャトーの中では最も知名度が低いものの1つでした。
サンジュリアンの西にあるサンローランという、かなり奥まったところに位置していることも理由の1つ。
さらに言えば、1970年代までずっと変わらず凡庸なワインをつくってきたことが、総じて人々の関心を遠ざけてしまいました。
カマンサックの復興を担ったのはフォルネール兄弟。彼らは1965年にこのシャトーを買収すると、あの一級シャトー・マルゴーを復活させたエミール・ペイノー教授の教えのもと、ブドウ畑の植え替え、シェ(ワイン蔵)と醸造設備の刷新という莫大な投資を行いました。
現在ブドウの樹齢も徐々に古くなり年々、特に1995年以降は素晴らしいワインを生み出し始めています。
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格付け第5級セカンド
豊かで滑らかな果実味
エレガントなスタイルに仕立てられた
シャトー・カマンサックのセカンドラベル
LA CLOSERIE DE CAMENSAC
ラ クロズリー ド カマンサック
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格付け第5級セカンド
豊かで滑らかな果実味
エレガントなスタイルに仕立てられた
シャトー・カマンサックのセカンドラベル
LA CLOSERIE DE CAMENSAC
ラ クロズリー ド カマンサック
ラ・クロズリー・ド・カマンサックは、メドック格付け第5級シャトー・カマンサックがつくるセカンドワインです。
ワイン名のラ・クロズリー・ド・カマンサックとは、「カマンサックの小農園」の意味です。
セカンドワインは生産量の30%が回され、主に若木のブドウを使用。果実味が豊かで滑らかな、エレガントなスタイルに仕立てられています。
ルビー色に近い赤色。非常にクリアで清冽な香りが特徴的です。バニラ、キルシュ、モレロチェリー、マカロンのノートが最初に感じられます。
バニラの風味とトースト香の長い余韻があり、心地よい感覚を与えてくれる1本です。