シャトー・ピション・ロングヴィユ・コンテス・ド・ラランドはかつて、ひとつのピション=ロングヴィルという地所の一部分でしたが、1850年に分割されました。
ランクザン夫人の父のエドゥアール・ミュイレが1924年に購入、現在の名声を築いたのは娘の方です。
1980年代から資本が相当つぎ込まれ、1980年に新しい発酵室が、1988年に新しい樽熟成のためのセラーとテイスティング・ルーム(隣のシャトー・ラトゥールの壮観な眺め付きだ)がつくられました。
そして1990年、シャトーの改修は完了。
ピション・ロングヴィユ・バロン(男爵)に対し、こちらのシャトーはコンテス・ド・ラランド(ラランド伯爵夫人)と名付けられ、そのせいか女性的なイメージで表現されることの多いシャトーです。

- 2007年からルイ・ロデレールのオーナー、ルゾー家の所有となっており、ビオディナミを取り入れたり、カベルネの比率を上げたりとよりエレガントなスタイルにシフトしています。
また、2012年にモンローズで活躍した若き醸造家ニコラ・グルミノー氏がワインメーカーに就任し、醸造所のリノベーションを実施。
パーセル(区画)ごとの醸造をより厳密に行うことで、より緻密なスタイルに変化しています。

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格付け第2級
格付け1級シャトーの品質に匹敵
繊細なアタックから一気に広がる
圧倒的な果実味に魅了される逸品
CHATEAU PICHON LONGUEVILLE
COMTESSE DE LALANDE
シャトー ピション ロングヴィル
コンテス ド ラランド
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格付け第2級
格付け1級シャトーの品質に匹敵
繊細なアタックから一気に広がる
圧倒的な果実味に魅了される逸品
CHATEAU PICHON LONGUEVILLE
COMTESSE DE LALANDE
シャトー ピション ロングヴィル
コンテス ド ラランド
格付け1級シャトーに肩を並べるスーパーセカンドとして、長年ボルドーファンに愛され続ける、格付け2級シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド。
エレガンスと力強さを合わせ持つ、そのしなやかなスタイルは「ポイヤックの貴婦人」と称賛されています。
ロバート・パーカー氏は「1978年以降ポイヤックで最も一貫して秀逸なワイン。ヴィンテージによっては1級の品質を示す」と評価しています。
繊細なアタックから一気に広がりを見せる圧倒的な果実味は、ワイン愛好家を魅了してやまない逸品です。

カシスやブラックベリー、ダークプラムの豊かなアロマに、スミレやライラックのフローラル香、煮込んだ紅茶のニュアンスが重なります。
黒果実の凝縮した風味と柔らかなタンニンの中に塩味を含むミネラルが感じられ、リッチながら全体的に上品で洗練された味わいに仕上がっています。

■ワインアドヴォケイト/96点獲得(VT2017)
■ワインスペクテーター/96点獲得(VT2017)