優雅で繊細、そして芯のあるボルドーワインの造り手
シャトー・マルキ・ダレーム(Chateau Marquis Dalesme)は、ボルドー地方マルゴー地区に位置するメドック格付け第3級の名門シャトーです。1585年の創設以来、マルゴーで最も歴史あるシャトーの1つとして知られています。
現在はシャトー・ラベゴルスを所有するぺロード家の統括のもと最新設備と伝統的技術が融合したシャトーへと進化し、オーナーであるナタリー・ぺロード・サマニ氏の指揮により、優雅で繊細、そして芯のあるボルドーワインを生み出しています。東洋的な意匠を取り入れた醸造施設や庭園はマルゴーの中でも異彩を放つ存在です。

- 4世紀を超える歴史の継承と再生の物語
シャトー・マルキ・ダレームは1585年、英国王下でボルドー議会の判事だったフランソワ・ダレームによって創設されました。1809年にはオランダ酒商のベッカー家が所有。自身の名を冠したことから「シャトー・マルキ・ダレーム・ベッカー」として知られました。
19~20世紀にかけてシャトーはいくつかの家族の手にわたり、2006年にシャトー・ラベゴルスやラベゴルス・セデを所有するぺロード家の傘下となりました。現オーナーのナタリー・ぺロード・サマニ氏が父の遺志を継ぎ2010年以降はブドウ畑やセラー、レセプション施設の全面再構築を実施。歴史あるマルゴーのシャトーを、現代的な芸術性と技術で甦らせています。

- マルゴーの大地が育むブドウの熟度と酸のバランス
シャトー・マルキ・ダレームのブドウ畑は、ボルドー地方マルゴーの理想的な立地に広がります。砂利質や石灰質、泥灰質が混在する多様な土壌はブドウが根を地下深くに張らせ、凝縮感とミネラル感をもたらします。
カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フランを栽培しており、豊富な日照とジロンド河の緩やかな風に恵まれたテロワールは、ブドウの熟度と酸のバランスを完璧に整えます。区画ごとに土壌や樹齢に応じた丁寧な栽培を行うことでマルゴーらしいエレガンスと深みを備えた素晴らしいブドウが育まれています。

- 伝統技術と革新設備が織りなす醸造美学
シャトー・マルキ・ダレームの醸造室は、フランス古典主義と東洋の調和を意識した設計が特徴で、数え切れないほどの美的ディテールと技術的ディテールが完璧な調和を成しています。
光がきらめく華麗な門、完璧な音響を備えた壮大で快適なブドウ選果室、そして道教のシンボルが描かれた月の門が、比類なき洗練さを醸し出しています。
また、セラーでは奇数・偶数ヴィンテージごとに異なる階層で熟成管理が行われており、果実味の純度と構造を両立するために各工程が精緻に統制されています。マルゴーらしい華やかさと深みを生む、徹底した造り込みがシャトーの特徴です。











































