メドック格付け第2級シャトー・レオヴィル・バルトン(Chateau Leoville Barton)は、ポイヤックとマルゴーの間に位置するサン・ジュリアン村(Saint-Julien)の最高級ワインのひとつ。堅実な造りとコストパフォーマンスに優れたシャトーとして世界中のワイン愛好家から高い人気を集めています。
同じくメドック格付け第2級のレオヴィル・ラス・カーズ、レオヴィル・ポワフェレ、レオヴィル・バルトンという3つのシャトーはかつて1つの領地でしたが、1826年にワイン商人のヒュー・バルトン氏がその一部の畑を購入、現在のレオヴィル・バルトンが誕生しました。レオヴィル・バルトンは醸造所を所有していない為、醸造は同じくバルトン家が所有する隣のシャトー、ランゴア・バルトンで行われています。

- サン・ジュリアンの伝統的名門ワイナリー
シャトー・レオヴィル・バルトンは、フランス・ボルドー地方サン・ジュリアン格付け2級(2eme Grand Cru Classe)に位置する名門ワイナリー。1855年の格付け当時からその地位を持ち、現在もバルトン家が所有・運営を続けています。
石質を含む砂利質土壌の畑では主にカベルネ・ソーヴィニヨンを中心に栽培されており、その味わいはクラシックなボルドースタイルを体現し、優良シャトーがひしめくサン・ジュリアン村の中でも特にコストパフォーマンスに優れている。として世界中の愛好家から高く評価されています。

- バルトン家、300年を超えるワインの系譜
1854年にヒュー・バルトンが没した後も、シャトー・レオヴィル・バルトンは代々バルトン家によって受け継がれてきました。1924年にロナルド・バルトン氏が当主となりましたが、戦争の影響で一時フランスを離れることに。しかし1945年の終戦後に帰国し、本格的にワイン造りを再開しました。
1983年には甥のアントニー・バルトン氏がシャトーを継承。醸造設備の刷新や温度管理の徹底など、最新技術を積極的に導入し、品質向上に努めました。その功績が高く評価され、アントニー氏は2007年に『デキャンター』誌の“マン・オブ・ザ・イヤー”に選出されています。

- 生態系の維持を重要視した土壌づくり
シャトー・レオヴィル・バルトンでは、バルトン家の代々のフィロソフィーとして「家庭として、土地としてワイナリーを守る」という姿勢があります。例えば、サン・ジュリアン地区内で唯一ワイナリー所有の森林を残し、生態系の維持を重要視した土壌づくりを実践。加えて、畑ごと・区画ごとに使用するワインを厳しく選別し、きめ細かな醸造管理を行うことで、シャトー・レオヴィル・バルトンならではの高品質ワインを誕生させています。
そのこだわりが、毎ヴィンテージ一貫したエレガンスと完成度を支えているのです。








































