サンジュリアン村にある有名な3つのレオヴィルの1つがシャトー・レオヴィル・ラス・カーズです。
元々1つのシャトーだったものが分割され、当時の所有者の名前に因みシャトー名が付けられました。
主要な畑は有名な1級シャトー・ラトゥールに隣接する好立地で、ジロンド川によって運ばれた砂利が多く堆積しているため、非常に水はけが良く、最良のブドウを生み出します。
ラス・カーズは、常に「1級並み、時には1級を凌ぐ品質をもつ2級」という意味の「スーパーセカンド」の筆頭とされており、サンジュリアンの王と謳われ高い評価を受けています。
また、「ボルドーの1855年の格付けが見直される事があるならば、デュクリュ・ボーカイユのようにラス・カーズは第1級への昇格が熱心に支持されることだろう」と、ロバート・パーカー氏が称賛しています。

- ラス・カーズの畑にはレオヴィル・ラス・カーズのシンボルとなっているライオンが座った有名な門があります。
このライオンはラベルにもデザインされており、ワイン通の方にはお馴染みとなっています。

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ワインアドヴォケイト誌93点獲得(VT2012)
噛み応えあるタンニンが果実味を包み込む
サンジュリアンのお手本とも言うべき赤
CLOS DU MARQUIS
クロ デュ マルキ
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ワインアドヴォケイト誌93点獲得(VT2012)
噛み応えあるタンニンが果実味を包み込む
サンジュリアンのお手本とも言うべき赤
CLOS DU MARQUIS
クロ デュ マルキ
サンジュリアンの王として名高いシャトー・レオヴィル・ラス・カーズが特定の区画から造るワインがクロ・デュ・マルキ。
元々はセカンドポジションを担ってきたクロ・デュ・マルキですが、2007年よりレオ・ヴィル・ラス・カーズが真のセカンドワインとしてル・プティ・リオンを生産。
それにより現在はセカンドラベルから離れ、他の格付けシャトーと肩を並べるほどの品質を誇るサンジュリアンの正式なワインとしてリリースされています。
ファーストラベルが独特なスタイルを追求したワインであるのに対し、クロ・デュ・マルキはそのスタイルを継承しつつ、サン・ジュリアンのテロワールを前面に押し出したワインに仕上がっています。

プラムにブラックベリージャムや焼きリンゴの様な豊満なアロマに加え岩の様なミネラル感。
噛みごたえのあるタンニンが、余韻にまで果実味を包み込む、バランスに優れた味わいです。
サン・ジュリアンのお手本ともいうべき仕上がり。
■ワインアドヴォケイト誌 パーカーポイント/91~93点(VT2012)/90点獲得(VT2010)/91点獲得(VT2005)
■ワインスペクテイター誌/90点獲得(VT2012)/93点獲得(VT2010)/93点獲得(VT2005)