シュロス・ヴォーは、ラインガウのトップの場所で単一畑のスパークリングワインを造る生産者。妥協ない職人技で、高品質の瓶内二次発酵スパークリングを生み出しています。

1868年、ベルリンに設立されたシュロス・ヴォーは、モーゼルのシャトーを購入し、数年後には有名なゼクトの生産者へと成長。ブドウ畑を拡大するも、戦時中にこの地域はフランスの一部となってしまい、ライン川沿いのエルトビルへ移ることとなります。そこでラインガウスタイルのスパークリング造りに特化していきました。

ドイツの伝統的な農法による丁寧なブドウ造り
ラインガウのトップ地域に6haのリースリングと1haのピノ・ノワール（シュペートブルグンダー）の自社畑を所有。この地域特有の粘板岩由来のミネラルを多く含む土壌で、気候は温暖で乾燥したミクロクリマ。ドイツの伝統的な農法に従いブドウ樹を剪定、ブドウ樹の横には草やハーブ、豆類を植えています。
ブドウは収量を調整し、収穫は厳しく選別しながら手摘みで行なうため、リースリング全種の収穫期間は約4週間にまで及びます。

特定のテロワール、ミクロクリマを完璧に表現
特定のテロワール、ミクロクリマを完璧にスパークリングワインに表現することを目標にしています。
同じ品種でも別々の日に収穫し、バリックやトノー、大樽、ステンレスタンクなど全て異なる容器で発酵させ、自然発酵やマロラクティック発酵など異なる製法を用いて醸造。
同じ地域、ヴィンテージ、ブドウから幅広いレンジのワインが造られ、それらをブレンドすることでより幅広い層、スケールの大きい、複雑なリザーブワインを造りだしています。